けーすけ

アフタースクールのけーすけのレビュー・感想・評価

アフタースクール(2008年製作の映画)
3.5
2019/05/18(土) Huluにて鑑賞
『鍵泥棒のメソッド』が大好きで、同じ内田けんじ監督という事で、
以前借りて見たはずなのに、内容を思い出そうとしても全然思い出せなかったので再鑑賞。

直前に見た『恋は雨上がりのように』で
「大泉洋ってやっぱりいいよなー。主演作品他に何があったっけ?」となって見た、
という部分もある。笑


出演陣が個人的に大好きな堺雅人、大泉洋に佐々木蔵之介と豪華!
田畑智子も好き!!(そしてたまに出てくるムロツヨシ!笑)
公開年が2008年なので、今見るとみんな若いなー。

さてさて、内容どんなのだったっけ、、、









ほんと、主演3人のキャストがバッチリとハマってて良いのですよねー。
大泉洋演じる神野は、どこにでもいそうな中学校の先生。
ていうか、普段の大泉洋のまんまじゃね?(笑)っていうくらい自然体。


神野の同級生だった木村役を演じる堺雅人。
普通のサラリーマンで、いつものように出勤していったはずが、突如謎の失踪。
この映画のキーマンとなります。
何考えてるのか分からなくて、飄々とした雰囲気の感じが最高。笑

因みに僕が堺雅人を初めて認知したのは、
日航機墜落に関わる内容を描いた映画「クライマーズ・ハイ」だったのですが、
この作品も2008年公開でしたね。撮影時期は多少違うでしょうが、同年公開の映画で、あの演技の振れ幅、堺雅人やっぱりすごい。


佐々木蔵之助は探偵の役どころで、ひょんな事から木村を追いかける事になる、、、と。
これまた少し胡散臭い感じを出させたら抜群ですねー。




さて改めて見て、「この場面覚えてる!そうだった」とか、
「でも続きどんなやったけかなー?」となり、全然結末が思い出せない。
自分の低スペックな脳を呪う。笑

キャッチコピーが“甘く見てると、ダマされちゃいますよ”だったそうなのですが、
「結構集中して話を追いかけないとダメですぜ」な意味合いも含んでいるかも。
しっかり見ておかないと、後の伏線回収で「あれ?どういう事だったの???」となる事間違いなし。


特に序盤に伏線を超バラ撒いているので、しっかり記憶しつつ見ていると、
最初の場面以降で登場しなくなった堺雅人が再度登場した時に
「おおおっ???」となり、そこからの怒涛のどんでん返しで
「ふおおお!そういう事かー!!!」となれるでしょう。


とはいえやはり細かい伏線が多く、初見で全部理解するのは難しい気がしますね…。
2周目でも楽しめる、トリックがうまく張られた良作、という事で。



終盤で、大泉洋が佐々木蔵之助に言うセリフがあるのですが、
これがめちゃめちゃ熱くて、この部分は心に響く名場面、必見!

そしてタイトルの「アフタースクール」には二つ意味があると思っていて、
一つは朝日が昇る放課後的意味合い、もう一つは大泉洋の過去の放課後エピソードの伏線回収。
ステキなエンディングなので、未見の方にはオススメです!
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