けーすけ

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのけーすけのレビュー・感想・評価

4.8
ニューヨークで配管工として独立した兄弟のマリオとルイージ。ひょんなきっかけから不思議な生き物たちがいる世界に迷い込んでしまった。ルイージと離れ離れになってしまったマリオはピーチ姫の力を借りてルイージを探す事に。そこへ凶悪なる(ピーチ姫のストーカーの)クッパ率いる軍団の魔の手が迫り・・・




実写映画版『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』で大爆死(?)した事件から30年(個人的には良くも悪くもで好きな映画でしたが)。技術も格段に発達した2023年に3DCGでマリオたちが大復活!一足早く公開された海外での評判が良いとの事で公開初日に観てきました。

ストーリー等は海外の批評家が「薄っぺらい」「物語に深みがない」とか言って、賛否も真っ二つのようですが、観客の評価はかなり満足度が高いようで、期待値も高まります。

マリオたちが異世界に迷い込んで、なんやかんやでクッパに立ち向かうという話は、子供でも簡単にわかるので家族で観るのも問題なし(自身が色々と観てきた中で過去一でファミリー客が多かった)。




上映前に流れた劇場用CMでの「It's you, Mario.」。ゲームの宣伝モロではあるのですが、自身がマリオで遊んでいた頃を思い出しグっときましたね。

※一応リンク張りますが、劇場で観られるかたは是非鑑賞後に
https://youtu.be/5uHNQxVamoM


そしてドット絵マリオ&ルイージからのNintendoロゴ。映画館の大画面で慣れ親しんだロゴが、、、。僕はここで泣けました(早い)。

制作会社が『ミニオンズ』『ペット』シリーズのイルミネーションという事で、3DCGアニメーションの美麗さは言うことなし。
序盤のマリオの部屋にピクサーのあの電気スタンドっぽいのがあったのですが(色は赤でしたが)、リスペクト的なオマージュですかね。その他にもゲームに関した小ネタが「これでもか!」と詰め込まれているので一瞬たりとも目が離せない…!


次々に登場するマリオの世界にいたキャラが映画として命を吹き込まれ、生き生きと動いて喋っているのはゲームとはまた違った感慨が生まれましたね。

また、色んなマリオシリーズから使用されているBGMが、懐かしい気持ちになったり「この場面でこの音楽!アツい!!」と要所要所でテンションをブチ上げてくれます。僕個人としては音楽の満足度が一番高かったかも。まさにマリオシリーズの宝石箱!

最初から最後までダレたり飽きることない展開で「これだよこれ、こういうのでいいんだよ」と、マリオのキャラたちが好きな人が見たいものをテンコ盛りで見せてもらえたあっという間の90分ほどでした。
逆に言うとゲームをあまり知らない人には全く刺さらないでしょうね。それはそれで仕方ない。



今回、マリオの声優がクリス・プラット、クッパがジャック・ブラックとの事で字幕で観てきましたが、彼ら含めてみんなハマってました。クッパのピアノ弾き語りが最高!(しかし字幕上映回が少なすぎ!)
ただ日本語吹き替えも良さそうなので、時間があれば吹き替えでもおかわりしたいかなあ。

ちょいと不満はヨッシーの登場がほぼ無かった(これは次作に期待)のと、ラストバトルが「さすがにそれは強すぎやろ…」と感じてしまったあたりでしょうか。


マリオの世界に入り込んで一緒に冒険をしているような、そしてめちゃリアルなゲームをしているような気持ちになれる映画でした!ヒア・ウィ・ゴ~!!

あ、エンドロール後も少しオマケがあるので場内の明かりが点くまで席は立たないように、で。



memo
【ネタバレ注意】 映画『スーパーマリオ』元ネタ解説。作中に散りばめられたイースターエッグの一部を紹介。あなたは何個見つけられた?
https://www.famitsu.com/news/202304/30300682.html

【ネタバレ解説】『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』任天堂ゲーム原作の痛快作
https://movie-architecture.com/smb-movie
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