けーすけ

ソー:ラブ&サンダーのけーすけのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.6
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーはガーディアンズの面々と共に色々な星を脅威から守っていたが、いつになっても心が晴れない状況だった。そんなある時、ソーの親友シフが何者かの襲撃を受け助けを求めていた。シフを襲ったのは神を殺す事を目的とする人物「ゴア」で、地球のニューアスガルドを次の標的としていた。ゴアによる影のモンスターから攻撃を受けていたニューアスガルド、応戦している最中にムジョルニアを操る人物が現れ・・・






MCUのフェーズ4としての劇場公開作品も6作目。単体主人公作品としては4作目にあたる「ソー:ラブ&サンダー」早速鑑賞してきました。
こないだの『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』が過去作やドラマまで観ていないとなかなか難しい内容だったので、このソーがどんな感じが少し心配でしたが、初見でもそれなりに楽しめるやさしい作りでした。


予告編でも流れてたGUNS N' ROSESの"Sweet Child o' Mine" が随所で使われたり、"Welcome to the Jungle"など、ガンズを知らない人でも聞いた事あるであろう曲が映画を盛り上げます。さらにはヘイムダルの息子が自分の名前をアクセルに改称するなど、やたらとガンズ押し。世界ツアーもやっているのでプロモーションも兼ねてるのか?とか穿った見方をしてしまった笑


基本はソーとジェーンの愛の物語で、2人の間に何があったのかや、何故ジェーンがムジョルニアを手にしたのか等がわかりやすく描かれています。そこに絡んでくる神殺しのゴア。
ただ、よくも悪くもエンタメ映画に単純に落とし込んだ感が否めず「とりあえず悲しい理由で悪になった敵を出しておけばいいやろ」って感じで、いまひとつ悪役であるゴアに深みや共感が得られなかった。ラストも「え?それでいいの?」となったしまったし。ただ、ゴアを演じたクリスチャン・ベイルは流石の存在感でした。


ムジョルニアに思いを吐露するソー、それに嫉妬するっぽいストームブレイカーと擬人化表現があり、ハンマー&斧ってこんな扱いだったっけ?ていうかストームブレイカーってツンデレなキャラやっけ?と笑えつつも気になったところ。
そんな感じで随所にギャグもあり、面白いは面白いのだけど、突き抜けてくる意外性とかが無く個人的にはちょっと物足りなかったですかね。


観終わって印象に残ってるのは、ヤギうるせえ…!でしたw



2022/07/08(金) 109シネマズ二子玉川 シアター7 08:30回にて鑑賞。IMAX 3D 字幕 I-14
[2022-015]
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