けーすけ

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのけーすけのレビュー・感想・評価

4.2
地球から遠く離れた惑星パンドラ。元海兵隊員のジェイクはその星の持つ不思議な力により原住民のナヴィ族として生まれ変わり生きることに。それから十数年が過ぎ、子供も生まれ平和に過ごしていたジェイク一家とその部族であったが、スカイピープル(地球人)が再びパンドラへ攻めてくる・・・









あらすじ細かく書こうと思ったら丸々1作目をなぞる事になったのでやめた。笑
初作公開から実に13年経ってからの続編。「まだかまだか」と待っていてようやく続きが観られました…!生きててよかった。
とはいえ今年公開された『トップガン マーヴェリック』の約36年ぶりの続編、に比べたら年月的には全然かな。比べるものじゃないだろうけど。


ていうか上映前の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』の予告(制作中映像)での崖からバイクでジャンプのスタントシーンに感動しまくってしまい、それだけで今日の満足度8割満たされた。トム様、期待してます!


個人的な話ですが自分の中で「観終わって速攻で2周目した映画(映画館で2回目ではなくBlu-rayで連続鑑賞のもの)」ってのがいくつかあってそれが『アバター』なんですよね。
(因みに他では『ゲット・アウト』『ライフ』(真田広之出てる方)等。

『アバター』の初作が公開された時、映画館では観られてなくて、あとでレンタルで観たのですが、あの世界観に没入してしまい、おかわりパンドラでした。




そんな感じで期待が高まっていた本作について。途中何度も「これCGなんだよね…?」と頭が混乱するほどに美しいパンドラの世界が描かれておりました。海、水の描写がとてつもない。
あと、やはり冒頭は青肌に違和感があったものの、あっという間に馴染んでしまい、女性キャラは可愛く見えてくるから不思議。

しかしながら、ただでさえ登場人物の顔と名前を覚えるのがニガテな僕には新登場キャラが多くてちょっと混乱した部分も。世界観、物語の流れからも前作を知っていないとついていくのは少し厳しいかもですね。


そして、物語は若干冗長。敵キャラも「え?その再登場ありなの??」という感じの少しずるい(そこそこ使い古された)手法で出てきたのがちょっと「う~ん…」でした。だってそれやったらこの先何があっても何度でも再登場できるじゃん、、、と。
でも基本部分は家族の繋がり、という部分で良くも悪くもシンプル。この壮大な世界観にはわかりやすくマッチしているとは思いました。
地球人が別の惑星へ資源を求めて攻め込む。今、地球上でも同じような事をしているのにそんな時代が来るのかな・・・。結局技術が進歩してもやってる事が同じってのは悲しい限りですね。



とりあえず映画館で、できれば3Dで鑑賞するのが間違いない映画の1作かと思います。
また、上映時間も3時間超え。パンドラの美しさを見せる為とはいえ、彼らの生活シーンやらを描くのに結構時間割いてるなぁ、と感じてしまい、あっという間の3時間ちょいとは感じられなかったですかね(それでも体感2時間半)。


さらに惜しむらくは、前作から13年も経ってからの公開になってしまった事。せめて前作から2-3年スパンで公開されていればもう少し大きな話題になっていたのでは、と感じた次第。

なんだか不満部分が多い感想になったようにも見えますが、おおむね満足な映画体験でした。これでパート3が2035年公開とかになったら萎えるので、次作は予定通りでお願いします!



2022/12/30(金) 109シネマズ二子玉川 シアター7 12:35回 IMAX 3D字幕 I-15
[2022-020]
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