Cisaraghi

アオサギとツルのCisaraghiのネタバレレビュー・内容・結末

アオサギとツル(1974年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

これもほんとに隅から隅まで美しい作品で、アオサギと鶴の造形と動き・感情表現が素晴らしい。ツルといえばお決まりの例の姿形を思い浮かべるので、最初ちょっとツルには見えなかったけど。
 ノルシュテインは作品ごとに画風を変えているようだ。この作品は細く硬質な線と水墨画のような雰囲気が特徴的。アオサギとツルの棲息地らしく、風景は濃い霧でけぶっていて非常に湿気や水を感じさせる。ロシアには湿原が多いのだろうか?湿原には霧がよくかかるのだろうか?その向こうには人の住む町の気配がある。
 花火の明かりが暗闇を照らすシーンが特に印象的。ストーリーは笑って泣けて笑える。
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