アオサギとツルの作品情報・感想・評価

アオサギとツル1974年製作の映画)

Tsaplya i zhuravl/ Цапля и журавль

上映日:2016年12月10日

製作国:

上映時間:11分

ジャンル:

3.9

あらすじ

お互いに気になる存在のツルとアオサギが結婚の申し込みをし合う。申し込まれた方は、なぜか傲慢な気分、あるいは天邪鬼になり、断っては後悔してという繰り返しを続け、笑えるようでいて哀しくもあるような特別な世界が繰り広げられる。

「アオサギとツル」に投稿された感想・評価

Marrison

Marrisonの感想・評価

4.0
ウマクイカナイのその先にあるウマクイカナイが、たぶんみんなをじんじんさせ、恋させる。
全6話中、私はこれかな。

[ノルシュテインだからユジュク阿佐ヶ谷が強プッシュ/国立映画アーカイブで再鑑賞]
国立映画アーカイブ開館記念 日本におけるロシア年2018 ロシア・ソビエト映画祭 『ユーリー・ノルシュテイン選集』

このレビューはネタバレを含みます

薄い色合いが、ツルとアオサギの儚いイメージにぴったり。
ネックレスを弄ってる描写が細かくてリアル。オチがなく普遍的に続くことを感じさせる終わり方もまた良。
大好き。分かる〜って感じ。

アオサギが突っ立っている時の顔が好き。
てぃだ

てぃだの感想・評価

4.0
ノルシュティン作品第4弾。泣いた。大人の恋愛模様。アニメなのに。動物なのに。「なぜあの時・・」がいっぱい詰まったツンデレな瞬間にきゅんきゅんしまくり。帽子かしたり傘さしてあげるとこまじ泣く。
moon

moonの感想・評価

3.9
6本見た短編のなかで1番好きだったやつ。アオサギとツルがお互い告白し合うのに断ったり怒ったりで行ったり来たり…すぐ付き合ってハッピーエンドのアニメよりもよっぽど生々しくて好きでした笑 水墨画のような淡い色彩とペンの軽やかなタッチも面白い。
コディ

コディの感想・評価

3.6
カリカチュアライズされた憐れな人間どものプライドがワシを悲しくさせるのじゃ〜
ramu

ramuの感想・評価

3.9
お互い気になる存在で、求婚し合うアオサギとツル。なぜか素直になれず、断っては後悔しての繰り返し。
客観的に観ると、早くくっつけばいいのにだとか、素直になれば良いのにとか思ってしまうのですが、いざ自分が当事者になると彼等のようになってしまうので、気持ちが凄く良く分かります。
そんな内面心理が描かれた、ロマンチックで幻想的だがどこか切ない悲喜劇。

日本の浮世絵、水墨画を参考にして作られたそうで、草むらや雨の描写がとても幻想的でした。
中でも花火が上がるシーンがお気に入り。
光の加減が素敵でした。
海

海の感想・評価

4.3
真夜中にふくらんでいくどこか美しく尊いような孤独。好きと伝えるにはいまさらで、離れていくことはできなくて、でも確かな愛情であるお互いを思いやる心が、ひとりひとりの中だけで育っていくのを感じた。

このツルとアオサギの見せてくれた行ったり来たりの恋は、わたしたち人間のほんとうのすがたにそっくりだった。
一方的で、たよりなく、どうしようもなくて、なさけない。でも、あなたの小さな背に雨の日は傘を差しかけたい。
二人がもしも、わたしたちがもしも、お互いの心臓を交換したなら、
その時は、この気持ちが、おなじはやさをしていて、おなじ温度をしていることが分かるはず。

長い間ずっと、千年もずっと、いくつ夜を越えてもずっと、すなおになれないままだとしても、空に花火が散る夜だって何度でも訪れて、つぎの日の朝にはきっと、音楽を持ってあなたのもとへ向かう。
何度つきはなして後悔しようとも、何度でも振り向けばまたそこにあなたが居る。
このふしぎであまりに深い二人の結びつきが、愛以外の、いったいなんだというんだろう。

2018/7/11

題名だけ読んで観たから、イメージしてたのとまったくちがくて驚いた。日本人だからか、鶴っていうと鶴の恩返しとか、明け方凍った湖に降り立つすがたとか、神聖なものを思い浮かべる。でもこの鶴は、こんなに人間に近い。
そしてアオサギがなんだかとてもキュートだった。
iceblue

iceblueの感想・評価

4.3
この繊細な線画にひきこまれます。霞んだように奥行きのある絵は水墨画のよう。ノルシュテイン作品って、全部画風が違うのにそれぞれ魅力的。
美しい雨のシーンなど、全体的に淡く煙ったような優しい色合い。でも2羽のやりとりのつれなさったら!そこが面白いんですけどね。
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