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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のshxtpieのレビュー・感想・評価

2.5
これは新三部作中では会心の出来なのでは。 EP 3 ってこんなにおもしろかったっけ?

まず冒頭から宇宙戦、 R2 の大活躍、と旧三部作を想起させる躍動感。特に R2 がようやく見せてくれた有能っぷりに心躍ります(C3 の活躍の場はありませんが)。

言うまでもなくこの映画の主演はユアン・マクレガーですね。オビ=ワン、かっこいいです。ヨーダも非常にパワフルで大満足です。アナキンとパドメの運命はほとんど支線のようです。

なによりもスターウォーズは(特に新三部作にそれは顕著なのですが)、政治と戦争の映画なのですね。そこがかなり薄っぺらくもあるのですが。でもまあ、いろいろと思うところはあります。

スターウォーズサーガを見直して、スターウォーズってこんなに映画としてはおもしろくないのか! と驚いたばかりなのですが(それはすべてジョージ・ルーカスの監督的な手腕と演出的な技量不足によるものだと思われます。旧三部作を含めてこういうものをピュアに評価できるのが宇野コレマサさんや宇多丸さん的な価値観なのでしょう、と軽く dis)、でも旧三部作を見直したくなりますね。ぼくはスピルバーグよりもジョージ・ルーカスで育ったと思っています。ぼくのスターウォーズ dis は愛のある、リスペクトある dis なのです。

以下雑感。新三部作にないものはレイア姫とハン・ソロでしょう。それに尽きます。ジョン・ウィリアムズのクラシカルなスコアはやっぱり素晴らしいですね。新三部作において目立つ、シーンをつなげる 50 年代のような古臭いディゾルブはいいのですがだんだんと飽きてきます。
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