このレビューはネタバレを含みます
画家ゴッホと弟テオ
監督ロバートアルトマン。
テレビシリーズでゴッホのドラマ監督を行い、その流れで既にあった脚本で製作。
図画工作で習う画家ゴッホについての伝記映画。
若者期から死まで描いてます。
原題は「ヴィンセントアンドテオ」
ゴッホと同時平行で彼を支えた弟テオについて描かれてます。
アルトマン、ティムロス、ゴッホについて興味がある方ご覧くださいという感じ。
以下不満。
Wikipedia調べですとゴッホは狂気で不潔だったというキーワード。
主役この頃無名のティムロス。
オーディションで勝ち得た役らしい。ですんで、ティムロスがやるとお上品すぎて。
デカい声や狂気めいた事(自害、自殺等)も史実にのりやるんですけど、
全然品があるしなりきりが服装レベルに終始。
不潔な感じがしない。
あとアルトマンも心配していた彼の強烈な英国訛り。
なんか訛りすぎてゴッホじゃなくてティムロスなんですねー。
あと弟と画商界、ゴーギャンとのエピソード等ツメすぎ。
ゴッホの狂い、苦しみがまるで浅すぎ。
アップ、室内活写多様(猛烈なアップからゆっくり引く手法)
製作費が安上げカツカツな現場と脚本のアラが見えます。
本作はまるで健康優良人なゴッホ映画。
いろんな役不足に見えるゴッホさんでした。
作品的に普通ですがどーもチョイ満足。
2009年7月レビュー