登場人物の距離感がとても良かった。音楽もとてもよい。
淡々とゴッホの数奇な生涯を描きつつ、人間臭さと純真さとがよく伝わる。原題のとおり、弟の生涯が重なっているが、聖人でも決して順調でない彼が、悩みつ…
『ザ・プレイヤー』(92)前夜、低迷期最後を飾る作品だが、後への兆しはなく、低迷というより混濁し、その作家性が登場人物の混濁振りと一致し、不快ならまだしも、怠惰な時間が過ぎていくばかりだった。
異…
ヴィンセント・ゴッホの生涯というよりは、原題のとおりヴィンセントとテオのゴッホ兄弟の半生を描いた作品。
耳切り落としや拳銃自殺などエキセントリックな側面が目立つゴッホですが、弟テオの経済的支援をなく…
アルトマンなのでやっぱり狂気の側面がメインになる。現代のオークションの様子(実際の映像)とゴッホが小屋でくすぶって荒れてる様子をオーバーラップで見せる冒頭。自分は伝記映画を見るときには演じてる俳優を…
>>続きを読むゴッホというと「狂気の画家」のイメージとその厚塗りの絵画から、何かと派手というか、分かりやすい如何にもな狂人で描かれがちだと思うんだけど、ティムロスのゴッホはけっこう陰気というか、憂鬱に囚われて静か…
>>続きを読むロバート・アルトマンらしく、伝説の画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホを偉大
な画家というよりは、どちらかというと本人の❝芯❞の部分の狂気じみた部分と絵に対する情熱と純粋さを重きに置いた作品だった!!😊…