ドルフィンキック

ラブファイトのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

ラブファイト(2008年製作の映画)
3.9
ボクシングをきっかけに、いじめられっ子の男子とケンカの強い女子のタイプの異なる正反対の幼なじみの男女が、惹かれあって行く展開にグッと来ました♪

青春、スポ根、ロマンス・・・。
とにかく、色々な要素が、詰め込まれた作品で面白かった。

多少の中ダルミは、あったものの、北乃きいさんの魅力全開!の作品だったので、素直に楽しめました♪

主演の林遣都君とヒロインの北乃きいさんのコンビも、演技、ファイト共に、ナイスでした!

ジムで、サンドバックに、強烈なパンチやサイドキックを叩き込む、北乃きいさんの動きや姿は、凄く様になっていて、カッコ良かったと思います♪
北乃きいさんの廻し蹴りも、凄まじかったですね~♪

それから、本作で、一番好きな、ラストの公園の空き地で、ボクシングのグローブをはめて、殴り合って(ファイトして。)、林遣都君と北野きいさんが絆を深め合うシーンが、とっても、爽やかで、良かったですね♪
なので、映画を観終わった後味が、とても良かったですね。

お二人の本作の撮影の為に、相当、ボクシングの練習したのでは?って思う位のに、熱い演技&ファイトが、凄く伝わって来て、グッと来ました♪
脇を固めるキャスト陣も、皆さん、素晴らしくて、大沢たかおさん、桜井幸子さんも、作品を引き締めていて、こちらも、ナイスでした!

ただ、欲を言えば、もう少し、サイドストーリーである、大人のエピソードを控え目にして、主役の若手お二人のエピソードに重点を置いて、最後まで、お話を進めてほしかったですね。
その辺は、惜しかった気がします。

それから、林遣都君と後に、ドラマ版の「火花」(現時点では、未見ですが。)で、再び共演を果たした、キマグレンのKUREIさんに似た、波岡一喜さんのキャスティングも、作品に良い効果をもたらしていたと思います。
何故なら、本作は、大阪が、舞台の作品なので、大阪出身の大阪弁が達者な波岡一喜さんの存在は、大阪色をグッと強めてくれて、大阪人の僕からしたら、とても親近感を感じながら、作品を楽しむことが、出来たからですね♪
関西が、舞台の作品でも、中には、セリフが、関西弁ではなくて、標準語の作品も、あるので、本作を見て、ほっとしました(笑)。
 
総合的に考えると、やっぱり、青春って、いいなあ~って、思わせてくれるような、良作だったので、合格点ですね♪