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大番頭小番頭のmingoのレビュー・感想・評価

大番頭小番頭(1955年製作の映画)
3.8
超絶イケメンを恋愛ものでは決して使わない流石は追いに追いたい職人監督鈴木英夫は一味違う。サスペンス以外もお手のもの。老舗の下駄屋に就職した池部良が藤原釜足などと落語の世界をユーモラスに描いたコメディ作。突如歌い踊る雪村いづみはデビューから間もないためやはり目がどこなく違う。にしたって、西洋かぶれの伊藤雄之助vs昔ながらの伝統派池部良の掛け合いが面白くないわけがない。橋の上での釜足と池部のやりとりで背景に道行く人が顔を覗き込むさりげないドリー撮影に舌を巻く。
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