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光の旅人 K-PAXのRRRのネタバレレビュー・内容・結末

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

・ニューヨークの駅に降り立ったプロート、彼は自らをK-PAXと言う惑星から来た異星人と名乗り 怪しい人間扱いされ精神科医であるマークの元に送られて来る 天文の専門分野の人間でしか知り得ない情報を自然に説いてみせるプロートの様子に、始めは訝しげだったマーク等も次第に「もしや…」と言う気になってゆくが…的な内容

・面白いですね 静かに地球に降り立って静かに去ってゆく こんなに凪いだ雰囲気のSFは珍しいかもと 
・プロートが帰ってゆきベスの姿も消え ベスが書いたメモだけが残され…そのシーンを見た瞬間 何故だか小さな子供の様に大声で泣きたくなりました 悲しいとか切ないとかピタッと嵌る表現が見当たらない言葉に出来ない感情です 
 その時 この物語を見ている(自分)もまたプロートの故郷に連れて行って貰いたかったひとりだったんだなと気付きました
・プロートはロバートに体を返したので 二度と同じ様に彼と逢う事は無いんでしょうが、残されたマークや病棟の人達は星空を見て思いを馳せる事は出来ます 心は自由だからです 
・奇をてらう事の無いシンプルさで心根の綺麗な作品でしたね SFが苦手な人にもお薦めしたいなと思わせる良作品です
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