もじゃ

ミッドナイト・イン・パリのもじゃのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.0
懐古主義になるのも、それが馬鹿にされるのもわかる。

小説家のギルは、婚約者とのパリ旅行中に20年代の世界に迷い込み古典の作家や芸術家達に会う。ウディ・アレン作品。この変な旅で彼はどう変わる?
まずパリの街はやっぱり素敵だなと。100年近くタイムスリップしてるのに町並みに違和感が無い。町並みもカフェの内装や調度品も変わらない物があるのが良い。
婚約者の友人に黄金時代思考を否定される。それに対するものが作品のテーマかなと思った。「現代はいつも不満。それが人生だから」
ジル役のオーウェン・ウィルソン情けなくて繊細な、でも明るい雰囲気の良いバランスで面白い。婚約者のレイチェル・マクアダムスほ表情がよく動いて魅力的。マリオン・コティヤールも美しい。他にも有名俳優多数が芸術家役。さすがウディ・アレンの映画。
作りはキャスト紹介が冒頭に来るウディ・アレンのいつものスタイル。大きな事件じゃないし、派手じゃないけどコミカルで楽しい。
昔の人も昔は良かったって言ってたね、っていう作品。
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