でしょうかな

ジェネラル・ルージュの凱旋のでしょうかなのレビュー・感想・評価

3.6
チーム・バチスタ事件での功績から病院の倫理審査委員長に就いた田口は、救急救命センターの速水センター長と花房看護師長が企業からの利益供与を貰っているという告発文を受け取る。厚労省の白鳥も同様の手紙を受け取っており、二人は再び調査に乗り出す。

前作に比べると明らかによくなっている。医療ドラマとしての深み、前作からの続投組を含めた登場人物のキャラ立ち、テンポのよさ、シリアスとギャグのバランス、後味のよさ、全てにおいて前作より優れている。
特に、今回のメインである速水は、飄々として独善的なようで、その実誰よりも患者のことを考えており、舌鋒鋭く不正を追及する、同じ堺雅人が演じた半沢直樹に通ずるものがある魅力的なキャラクターだ。その他のキャラも心なしか前作より生き生きとしている。また、犯人のサイコ感も前作以上だ。
若干ミステリー要素は薄いが、娯楽作品として特にこれといった欠点は無いと思う。
でしょうかな

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