このレビューはネタバレを含みます
海辺の地方にある女子校。桐島は、停学になって同学年になった一つ年上の遠藤と親しくなる。同性愛だけど思春期特有のぼんやりしたもので、多くの人がどこか共感するものがあるんじゃないか。二人は今このタイミングで出会わなければ特に深く関わる仲にはならないタイプで、一生の中でとても短い学校という場、時間の特別さを感じさせられた。女子高生だったら遠藤のような子は魅力的にうつるだろうが今は遠藤が自分で言っていた「流されているだけ」がその通りと冷静に見れてしまうのが少し悲しい。すごく二人それぞれの未来を想像する青春映画。