赤いバラに白い柵、美しい日常、平和な街。
だが少し奥を覗くとそこには恐ろしい世界が待っている。
主人公のジェフリーはある日、人の耳を道端で偶然見つけたことにより、バイオレンスとセックスの世界に入り込んでいく。
デニス・ホッパーの怪演が光る今作。
薬で幼児退化してイザベラ・ロッセリーニが演じるドロシーを犯すシーンはまさに”狂気”である。
今は平和な街に住んでいると思っていても、奥を覗くとデニス・ホッパーのような”悪”が存在しているのではないかと思わせられる作品。
このころからローラ・ダーンの顔はなんか凄いです。
「ブルーベルベット」といい「インランド・エンパイア」といいリンチは本当にローラ・ダーンを気に入っているのでしょうね。