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イディオッツのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

イディオッツ(1998年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「イディオッツ」

まさに“愚者(イディオット)”たち
…とにかく何もかも胸糞悪くて…最低で…ゲス…

ドキュメンタリーチックな描き方

愚者A(本物の愚者)/愚者B(現実から逃げたいだけの生半可な偽物愚者)/本当に病んでる人たち/清貧女性(清く正しく美しく…しかし善悪判断ができない愚かさや心に闇…?)


清貧女性の内なる愚者(己心の魔)が波長同通の法則により愚者たちを引き寄せてしまった…?
(内心の葛藤(己心の魔と良心 )と悪魔の囁き)


とにかくクズの極み…!怒
・清く正しく真面目に生きる健常者に対しても 本当の障害者に対しても 酷い侮辱でしかない
・甘い汁だけ吸おうとする蛭のような人間として最低の生き方
・自分の不満や不幸を他人のせい環境のせいにし、自分の正当性だけを主張したり…
・不幸の拡大再生産
…善良な人々をも騙し…良心(…そして罪悪感も…)を利用し…悪の道に誘い…(ほとんど脅迫…?洗脳…?)
・自身の劣等感や惨めさ etc…が歪曲しまくって 屈折しまくって こんな形で現れてしまった…?
・身の丈に合わぬ高い理想を持ったり…自身を客観視することができなかったり…真っ当な努力をしようとせず、濡れ手で粟的な成功を求めたり…人間として持つべき倫理観や道徳観が欠如していたり…
・“お子様食”
…安易で安直でバカみたいな発案、甘すぎる考えがまさに“お子様”
・責任感のない態度
(店の強面入れ墨軍団に預けてほっぽらかしたり…“(入れ墨軍団に殴られたとしても)一種の教訓だよ”とか…好き嫌いで酷い仕打ちをしたり…)
・(⇔強面入れ墨軍団の方がよっぽどいいヤツら…快く仲間に迎え入れてくれたり 不器用ながらに色々気遣ってくれたり 小便補助までしてくれたり(“俺たちがいると邪魔か?”とまで心遣いしてくれて…息子を握って“頑張れ”とかも…)…etc…)
・“楽しい場所”で文字通り馬鹿騒ぎ
(盗難品のキャビアを悪ふざけしながらヨーグルトのように食ってみたり…(→“飢えてる人間なんていないさ”))
・市役所からの補助金交付の件(隣接する市との協定…障害者を隣の市に移住させた場合に補助金が出る(※非公式))でのお役人の来訪において顕著に見られる異常性
((※各所異常だらけだけど…)/キャビア缶を見せて”食費だけでも相当な出費ですよ“と妄想症”の障害者(自称ナポレオン)のせいにしたり…/役所の車に小便かけた障害者に“電気ショックで治療”と称した虐待/→逃げるお役人を罵声を浴びせながら(→強烈な反ファシスト?)裸になりながら 追いかけ…/仲間も手を焼くほど…(拘束したり 鎮静剤打ったり…))
・(←悪霊悪魔による憑依現象にしか見えない…)
感情の起伏の激しさ/汚い言葉/異常行動/etc…

・仲間の誕生日(※本当の誕生日と違うけど…)のお祝いをしようと手作り感満載なパーティーを開催するその純粋な子供のような心があるならば…と哀しくなる…
大人であり子供であり…子供であり大人であり…(子供っぽいパーティー会場⇔パーティーの主役が決めた次にやることは“皆でセックス”(<ビンゴ、瓶のゲーム)→乱行パーティーへ…)

・→乱行パーティー後の“(ヤリ)疲れた仲間”の紅茶タイム
・“私たちはとても幸せ”と思いたいだけなのでは…?現実逃避…?
・本当に心から仲間と別れたくないという思いからの行動は見ていて辛いけど…

自己中人間や自身の抱えている問題を放棄しようと逃げ出した卑怯な人間には必ずしっぺ返しがくる
(不信感、不仲→“共同生活の考え方に徹しているか証明しろ”“家庭や職場でここと同じ生活ができるかやってみせろよ”→瓶のルーレット→去っていく者たち…(結局“内なる愚かさに誇りを持ってない”が本音だし、“みんな本物じゃなかったんだ”ということ))

どこまでもどこまでも純粋で清く正しく美しく的な生き方や発言をする清貧女性の心は素晴らしいけど…

・去っていく(偽)愚者メンバーら一人一人の良いところを餞の言葉として贈ったり…
(どんな人間でもその善性・仏性を見出せる美しい愛の心は本当に価値あるもの!)
・くだらない約束を律儀に守ったり…
etc…
無知なる愚かさ(善悪判断が弱い?真の正義とは何かが分からず 全てを許してしまう愚かな善人?)がもったいなくて哀しい…真なる智慧を身につけてほしい…

仲間内での約束を律儀に守る真面目さ 誠実さ そして強さ→自身が逃げ出してしまった辛い現実と向き合うきっかけに…?
(実子のお葬式の前日に姿を消してから 2週間ぶりに家庭に戻る勇気ある決断/気まずさMAXな家庭でのティータイムにて、学んだことを無駄にしない酷いケーキの食い方/→夫からのビンタ、清貧女性も見届け人も涙…/→家庭を去っていく…(=現実逃避へ回帰?))
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