このレビューはネタバレを含みます
ダークファンタジー感
(映像美…幻想的で 儚くて 美しくて…/設定やストーリーのA long, long time ago…感/絵本の御伽噺みたいで…/詩的で含蓄に富む台詞/鬱蒼とした暗く美しい森/登場人物(王/王妃/騎士/庶民/巫女/魔女/盗賊/精霊…?亡霊…?/人語を解す狐/巨人/)/魔法 神秘現象 儀式 / etc…)
“映画への翻案”
“華麗なる騎士道物語 原作者不明”
“サー・ガウェインと…”
クリスマス
宴
王のお呼び
“クリスマスの遊び事(ゲーム)”
王の血族の者/王の妹の子//奥様は魔女ならぬお母様は魔女…?
手紙を持って現れた“緑の騎士”
若さ故の勇敢さ
(⇔未熟さ無知さ愚かさ)
ビギナーズラック…?
敵側から与えられた温情…?策略…?
猶予期間は1年
斧
☆
Chapter3
“たちまち1年が過ぎ去り…”
人形劇
首ちょんぱ
堕落
偉大なる道が開けた者に訪れる心の葛藤
偉大さor善良さ
☆
Chapter4
“旅立ち”
(北の“緑の礼拝堂”へ…/愛馬グリンゴットと1人と1頭の旅/)
殺伐
☆
Chapter5
“親切心”
焼野原
厄介者(→盗賊親玉)との出会い
“貧者”の皮を着た狼
“親切心”(=金)の要求
(※見返りを求めた時に愛は死ぬ)
騙されて…
(自称あくまでも騎士ではない(騎士に見えても…騎士のニオイがしても…)/盗賊に涙を流して命乞いする情けなさ/愛馬も斧も…全て奪われ…/猿轡をされ…縄で手足を拘束され…森の中に置き去りにされ…)
☆
Chapter6
→なんとか拘束を解き…森を抜け出し …館に辿り着き…
“聖ウィニフレッドとの出会い”
館の娘との出会い
(やっぱり“騎士らしく”とのご指摘を受けちゃう)
探し物の依頼
(探し物は“頭”/泉の中にある/強姦→斬首/精霊…?亡霊…?)
見返りを求めた時に愛は死ぬ
⇔見返りを求めぬ愛こそ本当の愛
…本当の愛の見返りは神から来る
(→守護と緑の騎士のヒントを得、斧も不思議に戻ってくる)
☆
Chapter7
“間奏曲…”
狐
新たな相棒…?導き…?悪魔の囁き…?惑わし…?
なめこ…?
…じゃなかった…
(※専門知識なしに野菜のきのこを食すのは危険です(しかも生食など言語道断!))
巨人族
☆
Chapter8
雨の中…狐の導きにより屋敷に辿り着き…
ひと晩眠って12月21日
快活な屋敷主と妖艶な屋敷主妻
“獲物(ゲーム)の交換”
朝食にて…
ここでもまた(…それどころか国じゅうの食卓で噂されるほど)騎士として高く評価され期待されており…/奇しくも緑の礼拝堂の近く/白衣で目隠しの三つ編み老女…?/強い休養の勧めと屋敷主とか…屋敷主妻の怪しく光る眼とか…/屋敷内に飾られた絵画の狐/大量の蔵書/屋敷主妻の誘惑…(クリスマスのプレゼントと感謝のキスの要求)/“とても変わった絵”/鈴を奪われ…
☆
Chapter9
夕べの談話
屋敷主からの“獲物の交換”の提案
(屋敷主:“森の獲物の中で最上のもの”⇔:“ここで得られる最上のもの”)
屋敷には奇妙なものが多い
理屈に合わないことばかり起きる
(ex.鷹が馬を殺す)
“この世はあらゆる謎に満ちている”
緑についての深い考察 洞察
…脅迫…?
何を得たいのか?何を求めるのか?人生で最も望むこととは何か?
名誉?
騎士として当然求めるべきと言う固定概念?
世間一般の常識等に捉われず 真に自分自身が望むもの 魂が求めるものは何か?
ちょくちょく現れる謎の白衣目隠三つ編み老女
奥方さまの誘惑と贈り物
騎士への試み?
騎士道精神と性欲
“(魔法や魔術を信じるか否かを問われ)信じます 世界は魔法に満ちている”
贈り物
奥方さまご自身が魔法が込められた糸でお作りになられた/身につければ倒されない 腰に着けていれば危害は及ばない という代物/
欲望に呑まれ…
“欲しい”
射精…?
“騎士じゃないわね”
逃げるように屋敷から出て…
“遊び事も贈り物も親切心も断る”
屋敷主との約束
屋敷主の求めていたものは…
“(屋敷主に贈るものが)何かあるはずだ それを…君からもらうとしよう”と唇を奪われ…
屋敷主まさかの男色家…?
断固としてお断りされても爽やかなお別れ
狐との再会
Chapter10
“緑の礼拝堂での打ち首”
ついに喋りだす狐
→狐の甘い言葉と心の葛藤
己心の魔との戦いでもある…?
自身にとっての幸せを求める心や自己保身vs.使命感 騎士道精神
→己の弱き心に打ち勝ち、狐の甘言を振り払い、一人小舟を漕いで川を往く…
☆
瞳を閉じ 動かぬ緑の騎士の元に斧を返納し…相対座し…
…そしてクリスマス…最期の日…?
最期に際して命乞い
覚悟を決めて…かと思いきや やっぱ無理
涙出ちゃうし…
情けなさ 腰抜け感
☆
命辛辛逃げ出し…
愛馬との再会
☆
Chapter 11
“故郷への旅路”
すれ違う盗賊親玉
腰に巻いた奥方さまからの贈り物
故郷の恋人との情事の際にも着用
王の前に跪き…
斬首…されず…(奥方さまの贈り物の効力…?)
位を得…
故郷の恋人との子が生まれ…
…しかし 金を置いて恋人と我が子を捨て…
新たに妻を迎え…
新妻との情事の際も奥方さまからの贈り物は決して外さず…
人面狐…?の壁画
奥方さまのからの贈り物を外した途端に首ちょんぱ…
☆
…という未来が視えて…
→緑の騎士に斬首される覚悟を決める
自ら奥方さまからの贈り物を外し 潔く自身の命を捧げる準備を整える
“よくやった 勇敢なる騎士よ”
“それでは…首と共に去れ”
同じ首ちょんぱでも全く違う首ちょんぱ
自己保身に塗れ…卑怯に生き延びて…薄汚れて…人々から恨まれ…
⇔
潔く
☆
どんなに金や地位や名誉を得て この世的に最高と思われるような人生を歩もうとも、魂に刻まれてしまった罪悪感や情けない自分に対する劣等感は消えない
深く刻まれた心の傷も眉間の皺も消えないし…犠牲になった者たちからの恨みも消えないし…自身の心の雲も晴れることはないし…
一時的なこの世的快楽を求めるような愚かな選択は決してすべきではない