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ヴィーガンズ・ハムのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます



なんかすごく好き
生肉アップの製肉始まり…笑 最高…!笑
製肉時のBGMがまた絶妙…笑
全てのキャラの濃さが最高!
肉好きとしては鑑賞しておきたい作品…?笑
(鳥刺しと鶏レバー食べながら鑑賞しちゃった…笑)
タイトルのセンスもnice 笑

カニバリズム

“イラン豚”
ヴィーガン
銃と肉切り包丁


結局似たもの夫妻
自己保身による責任転嫁(夫:言い訳 言い逃ればっかり/妻:自身の手は決して汚したくない姿勢の徹底)









“パスカル精肉店”の日常
・肉屋夫の並々ならぬ肉への愛情とこだわり
…肉を扱う手つき/客をお待たせしちゃうほど/妻も客も呆れ顔/手抜きは断じて許さない/
(⇔“肉には愛情たっぷりだから 妻には?”)
・“ヴィーガン野郎”の来襲
(精肉店に鳥豚牛のマスクで襲来/血を模したようなペンキとスプレー/“Vパワー!”/)



友人夫妻と…
・相談に乗るふりしてさりげなく(…というかモロに…)自慢しまくり
・金 金 金…自慢 自慢 自慢…
・いちいち細かく金額まで言うとこが成金感あって鬱陶しい
・同じような中年太りハゲな夫同士なのに…リッチさや社会的地位の差等による圧倒的不利感 マウントとられてる感が…涙
・しかも同業者(4店舗目のオープンを控えている/1店舗につき月2トンの肉を売りさばく/今月は10万ユーロ以上の稼ぎ)
・銃のプレゼント(…そして発破をかけるような言葉(“ヴィーガン野郎も一撃だ” “連中に好き勝手させたいか?クソどもに一発かましてやれ”)←
(プレゼントの値段言うのは最低/自分のはもっと高級であることを伝えるのも最低/相手のことを考えず 自分本位なプレゼントな感じ(※肉屋夫は銃の免許不所持)も最低)
・いちいち自身の夫を褒め称える友人妻がうざったい(“お見事!さすが私の夫”とか…)
・調子乗りすぎ 傲慢すぎ 人を見下しすぎ



車内にて…
・冷め切った精肉店夫婦の関係…

((※友人夫妻の肉屋では成長ホルモン漬けの肉を売ってる…?(愛犬ぺペールも食わない))/肉への強いこだわりを持つ夫⇔“(友人夫妻の生活(豪邸 外国への旅行 セックス…そして何より夫婦の愛し合い)を羨み)どんな肉を売ってもいい”という妻(→ 夢見させてくれる男との再婚を決意))

・店を襲ったヴィーガン野郎との運命的遭遇!
→“ぶっ倒す 復讐だ”が なんか果たされちゃって…(過失運転致死…?大言壮語が叶っちゃった…?身から出た錆とも言えるとこも…(飲酒運転 銃の不法所持 ダメ!絶対!))
・肉屋夫の苦しい言い逃れ(“肉を食わないから弱いんだ”)…笑
・“フランソワの手口”

妻の愛重番組より…①



ヴィーガン野郎を製肉
・落っこちた耳を食べちゃう愛犬
・→おかわり所望にて もう片方の耳も…(豚耳の酢味噌和えとか美味しいもんね 笑)
・(ヴィーガン野郎の肉>友人夫妻肉屋の肉…?)



妻の愛重番組より…②



“事件”後…
・ベッドルームにて…
・ソファで愛犬と眠る姿がなんとも切なくて…哀愁漂ってて…涙




Chapter2

常連客や妻から大絶賛の“(ヴィーガンズ・)ハム”(→“イラン豚”)

保管庫のハム(=ヴィーガン野郎)を妻が夫に聞かずにスライサーにかけちゃって…売っちゃって…買って食っちゃった客がいちゃって…妻も味見しちゃって…

肉屋妻の恐ろしき発想…悪魔の囁き…
狂気…!
(人肉を食べてしまったショック<商売繁盛)

口コミから広がり思わぬ商売繁盛!千客万来!
警官までもが何の疑いもなく“イラン豚”を注文(“見た目が最高だ”とのことで…)
料理好きぽい警官が可愛い…笑
(”ローストポーク作ってたり…ピーナツとチーズを使ったスペアリブのマリネに挑戦しようとしたり…)


閉店後…
・恐る恐る味見…→“うまい”
・肉のお供はやっぱ赤ワイン
・好評につき完売
・肉屋妻の恐ろしき発想…悪魔の囁き…



鉄壁ヴィーガンカップル来訪

思想・信条は各人の自由だけど…ここまでだとちょっと…
(→中道を往くことが大事)



獲物を求めて街へ…

他の来客を物色
他客を見る目が完全に人間を見る目ではなく食用としての肉を見定める目になり…
でもやっぱり肉屋夫は慎重気味…?(…というか臆病 逃げ腰 自己保身…?人間として守るべき一線はギリ保ってる…?)






ターゲットを定め 決行へ…
(ターゲット①:店長)

肉屋妻の悪魔の囁き・誘導(…というかほぼ脅迫)により…(※肉屋妻自身は関与しない姿勢を徹底)

とりあえず実行
(肉切り包丁を持って…)
→不発
(咄嗟の犯人特定撹乱の捨て台詞)
→お得意の言い訳
(戦略的撤退…?)

肉屋妻による冷静な分析とアドバイス
(手口の確立/)




肉屋夫妻でヴィーガン的活動に参加

血塗れのウサギの衣装を着用させられる肉屋夫
活動に対し攻撃する者(美食家)あり…
賛同する者(激烈青年/モヒカン)あり…
(←どちらに対しても肉屋妻の猛攻が…)

猛烈青年:

モヒカン:(=“拒食症のパンク野郎”)/(=“(自分達が経験を積むため)の練習台”)/

(※あくまでも狙いは“肥えた霜降り肉”)




ターゲットを定め 決行へ…
(ターゲット②:モヒカン)

肉切り包丁を持っていざ…!
→やっぱり不発…
→…しかもミイラ取りがミイラに…的展開へ…
(“Vパワー”同志として動物虐待への抗議活動(=デカい肉屋襲撃)に参加することに…)




Chapter3

Vパワー…笑
メンバーのヤバそう感…イっちゃってる感…
(ヤリマン系女/革命系メガネロン毛)
マスク
(ニワトリ/アヒル/豚/鹿?/猪?)
“ブラシャール精肉店”
(※襲撃先は友人夫妻の店…すごい因果…)
肉屋妻の自身は徹底して手を下さない姿勢
(悪魔的発想をしたりしても友人夫妻の店を襲撃することに強い拒否を示すあたり まだ人間として守るべき大事な一線は越えられない…?)
⇔肉屋夫の長いものに巻かれまくりっぷり




活動を終えて…




肉屋妻×店員青年のロミオとジュリエット的許されぬ2人のドキドキ昼ドラ展開…?
…かと思いきや…笑

肉屋妻の策略家っぷりが凄すぎ…怖…
⇔夫の臆病者っぷりも同じくらい凄すぎ…笑&哀…
(妻を寝取られそうになった怒り<自己保身)

…しかしスイッチONすると…
“サイコパスだ”って言うヤツがサイコパスだ!
悪魔に魅入られたような妻ですらドン引きするほど…

“神戸牛”→“神戸ヴィーガン”
肉の扱いに慣れた肉屋はマッサージも上手い…?




夫婦仲睦まじく“イラン豚”を製肉




襲撃を受けた友人夫妻の店を見舞いに…

相変わらずの最低最悪 我利我利亡者っぷりの友人夫妻
()
何の因果か担当警官は例のお料理警官で…笑
(なんかもぐもぐしながら…/事件<料理 “イラン豚”の入荷)




“イラン豚”のおかげで満員御礼 売切完売
→迫られる次の“入荷”






Chapter4

ターゲット③
この期に及んでまだ殺しを躊躇う肉屋夫(“(おいしそうな二の腕だけど…)殺すには惜しいヤツだ”)

→“パンパン”の話:(※嘘か誠か…)/

肉屋妻の悪魔的誘導により、“祝福”として肉切り包丁を振り下ろし…

…遂に一線越えちゃった…?




どんどん製肉されていく“イラン豚”

ヴィーガン的活動(今度は肉屋妻も血塗れのウサギの衣装着用)で出会った獲物はソーセージに…

プレゼントされた銃で殺した獲物は挽肉に…

etc…

店は大繁盛!
そしてすっかり常連さんのお料理警官
そして夫婦円満…?
ブラックすぎるじゃれあい イチャイチャ
すっかり余裕たっぷりの夫
ナチュラル笑顔ハント
“グラタン・ドフィノア”
(ニンニク/無殺菌の生クリーム/秘密はナツメグ)




“いい素材”をターゲットに…

“いい素材”
肉屋妻がヴィーガンの美容室で発見
思わず笑っちゃうような…笑
(「クマのウィニー」→「クマのプーさん」(→…というかピグレット…?(“ぽっちゃりしてローストビーフみたいだ”)笑)/いじられ(いじめられ)感/残念すぎる最期…)
デビュー戦にて…
その志や良し!
(“何もしてこなかったけど地球を救いたくて”)
マスクはパンダを所望




バッチバチの友人夫妻との食事会

“イラン豚”に混入したペースメーカーに大当たりで危機一髪

vs.友人夫 動物的fight




チーターのように…ワニのように…アナコンダのように…ライオンのように…
ハントし 食って セックスして…

どんどん野生的に…動物的に…
→♪“Born to be wild”




森でイチャイチャBBQピクニック

ビールのあてはソーセージ(=“最後のウィニー”)

移動を願い出るヨガ行者
(太陽の光を浴びるため場所を譲ってくれるよう依頼/自然との調和を楽しみに来たのに肉が臭くて台無しだとのことで…/)

ヨガ=脂肪を燃やす
BBQ=ソーセージを燃やす

→bang!
場所を譲ってもらい 太陽の光を存分に浴びてるヨガ行者に“太陽によろしく”




Chapter5
“ベジタリアン祭り”

最悪の再会
鉄壁ヴィーガンカップル
…そして遠くから見つめる革命系メガネロン毛

どんどん嘘が上手くなっていく肉屋夫




一味違った“いい体”の意味

女は狙わない信条
→“黒人と女は未知の味よ”
→“やりたくない”と言いつつ…

“ナフィサトゥ!”




夜の仕込み中にお料理警官来訪
やっぱりなんかもぐもぐ
“イラン豚”大絶賛
ドキドキ
素直で純粋な優しさ
圧倒的善念


肉屋夫婦会議


鉄壁ヴィーガンカップル男来訪
妻には内緒で
謝罪と素直な告白
圧倒的善念


目が覚めた肉屋夫




モヒカンたちの襲来
肉屋妻を拉致

動物虐待はダメで人間虐待は良いのか…?
何かが間違ってる…何かがおかしい…
倫理観がおかしい/正義感の方向性がおかしい/

なんやかんやあってもやっぱり助けに来る肉屋夫!
夫のピンチに遂に自らの手を汚す肉屋妻!






思わぬ形で番組出演
…というかテーマとして取り上げられちゃって…
ゲストは友人夫妻
どんな時でも金 金 金…自慢 自慢 自慢…な友人夫妻




締めは“(“後悔することは?”と法廷で問われ…)ウィニー”

終身刑となったとしても この世で多少なりとも罪を償えるなら幸いかな
ウィニーに対する罪悪感を持ってる人間心が残ってるとこはまだ救いがあるかも…?







妻の悪魔的さは霊障 憑依でもあるのかも…
熱心に視聴してた犯罪者についての番組から…
極力悪きものから遠ざかるよう心がけた方が良い
触らぬ神に祟りなし

♪“Born to be wild”は好きだけど…
人間は弱肉強食の世界観のみで生きるべきではないと思うし、本能のみに従って生き方は生きやすく快楽に思えるかもしれないけど 低俗で 死後に後悔する生き方だと思う…

思想・信条の強要や差別はNG!
互いに理解し合う心や共生していくための寛容の心が必要

商売繁盛も大事だけど…それよりもたとえ貧しくとも 不幸を託つように見えても人間として正しく生きることがもっともっと大事!

動物を食わないということよりも、動物を食っても命を差し出してくれた動物に感謝して その命に報いるような働きをすることが大事だと思う
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