茶一郎

赤ちゃん泥棒の茶一郎のレビュー・感想・評価

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)
4.2
『ジョン・グッドマンが叫びたがってんだ。』


 コーエン兄弟が何回も描く、無計画な誘拐の面白さ。不妊症の妻をもつ主人公、でも子供が欲しい!養子はもらえない!では誘拐してしまえ!
軽くスピーディな語り口のスラップスティックコメディ。

 冒頭、マッドマックス風の男のバイク視点のスピーディ感が最高。シェイカーカムの導入も現映画界で切磋琢磨しているサム・ライミとのメジャーになる前からの友情を感じさせる。

 ラストは、幸せとは何なのかが描かれる希望に満ちたラスト。二人が手をつないで見るその先に『幸せ』

赤ちゃんがまるでモンスターのようにホラー描写されるのが面白い。赤ちゃん、何考えているか分からない。
茶一郎

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