42歳で夭折したイギリスの天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を姉のヒラリーが書いた原作本に沿って映像化。
幼い頃からチェロを愛し、才能に恵まれ16歳でデビュー。
22歳でダニエル・バレンボイム ( 今は指揮者 )と結婚。
しかし、20代後半に多発性硬化症を発症し演奏活動を中止。
家族の中から天才が現れると、兄弟姉妹は色々と犠牲を強いられるものです。
余りにもプライベートな事まで姉の立場で書いてしまったので、あちこちから批判された事も事実。
それが災いしたのか興行成績が振るいませんでした。
クラシック音楽好きなら退屈しないストーリーだと思います。
ジャクリーヌが脚を開きチェロを抱え込んで演奏するエルガーは胸に響きます。
当時ピアニストだったバレンボイムと録音したCDが何枚か出ています。