ろ

パリの恋人のろのレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
5.0

I love your funny face…


ミュージカル映画の中ではかなり好きかもしれない!
ファッション誌が舞台なので、いろんなデザインの衣装が登場!たくさんの色がパリを彩る様子にときめきの連続でした( *´艸`)
そして、幼い頃からバレエを習っていたというオードリーのダンスがやっと観れた!しかもアステアさんとの共演!もうため息が出ちゃうほど素敵でした(*´ω`*)



〈あらすじ〉
街の小さな本屋で働くジョーはひょんなことからファッション誌のモデルを頼まれる。カメラマンのディックに惹かれ、そしてパリに行けば憧れの教授に会えると思ったジョーはモデルになることに・・・。



次々にいろんなドレスを着て、撮影を行う場面。これがファッションショーのようで、オードリーの魅力満載♪

『ティファニーで朝食を』で着ていたような黒の帽子とワンピース、赤や黄、青、緑、白の風船を手にしたオードリー。黄色の水仙、オレンジのポピー、白いカスミソウ・・・春色に溢れた花屋さんで花柄のワンピース姿のオードリー。失恋した女性、セーヌ川で釣りを楽しむ少女・・・いろんなテーマで写真を撮っていきます。

中でも1番印象的だった場面。
夜、ガラス彫刻のように透き通る、ダイナミックで幻想的な噴水をバックに撮影。淡いピンク色のバラが描かれた白いサテンのドレス、ショートヘアに紫のアイシャドウ、手には真っ白なハト。ものすごく美しいこの場面。ポストカードが欲しくなります(笑)

そして最後の撮影は教会。
ウェディングドレスを着たオードリーとカメラマンのアステアさんがダンス。2人が踊り始めた瞬間に白いハトがフレームイン!小川では白鳥が優雅に泳ぐ!緑の芝の上には黄色い花が散って、オードリーがターンするたびにふんわりスカートが広がる!(ドガのバレリーナの絵のよう)ああ、なんて素敵なんだろうとうっとり♡


歌、ダンス、ファッション・・・“好き”が詰まった今作。最高でした。
そして、とびきりのオシャレがしたくなりました(^o^)/
ろ