kazu1961

ルビイのkazu1961のレビュー・感想・評価

ルビイ(1952年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-174 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋何度もリピートされて随所に流れる主題歌がとても印象的。のちにこのストーリーを台詞につけて大ヒットとなったレイ・チャールズの“Ruby”のオリジンですね。この主題歌のおかげで、結構暗く悲劇的なラブストーリーが情緒的になるのは凄いですね。。。

🖋階級制度がの傷跡が残るアメリカ南部を舞台に、身分の低い自由奔放に生きる主人公の女性ルビイ(ジェニファ・ジョーンズ)と彼女を愛した男たちを描いた悲劇的なメロドラマ。ルビイ役をジェニファ・ジョーンズが好演し、彼女が最後まで愛し続ける男性ボーグをまだ若いチャールズトン・ヘストンが演じています。ルビイが執着的に最後までボーグを愛し続けることがこの悲劇の根底となっています。

🖋身分の違いで思うように人を愛することができないが故の愛憎を情緒的な主題歌を有効に使いながら描いたキング・ヴィダー監督の少し異色なラブストーリー、やはりハインツ・ロームヘルドの主題曲が一番印象に残ります。

😨Story:(参考: that’s movie talk)
ノースカロライナ州、ブラドック。貧しい家庭で育ったルビイ・コーリーは、広大な土地を所有するボークに惹かれていたが、身分違いの交際であったために問題を抱えていた。潮に満ちていた土地を農地にすることに成功したボークは、そのために実業家カレンに借金し、彼の娘である幼馴染のトレイシーと結婚することが決められていた。それを知ったルビイはボークに殺意すら抱き、妻を亡くした、かつて世話になった町の名士ジムと結婚し、富豪夫人となるのだが・・・。

🔸Database🔸
・邦題 :『ルビイ』
・原題 :『Ruby Gentry』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1952
・日本公開 : 1954/11/16
・上映時間 : 82分
・受賞 : ※※※
・監督 : キング・ヴィダー
・脚本 : シルヴィア・リチャーズ
・原作 : ※※※
・撮影 : ラッセル・ハーラン
・音楽 : ハインツ・ロームヘルド
・出演 : ジェニファー・ジョーンズ、チャールトン・ヘストン、カール・マルデン、ジョセフィン・ハッチンソン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「東は東」と同じくジョセフ・バーンハードとキング・ヴィダーが共同製作にあたった1952年作品で、監督はキング・ヴィダー。アーサー・フィッツ・リチャードの書きおろした女性メロドラマで、脚色は「失われた心」のシルヴィア・リチャーズ。「果てしなき蒼空」のラッセル・ハーランが撮影し、「ヴァレンチノ」のハインツ・ロームヘルドが音楽を担当した。主演は「悪魔をやっつけろ」のジェニフ・ジョーンズ、「アロウヘッド」のチャールズトン・ヘストン、「波止場」のカール・マルデンで、トム・タリー(「月蒼くして」)、バーナード・フィリップス、ジェームズ・アンダーソン、ジョセフ・ハッチンスン(「令嬢画伯」)らが助演。
kazu1961

kazu1961