だい

浜辺の女のだいのネタバレレビュー・内容・結末

浜辺の女(1946年製作の映画)
1.3

このレビューはネタバレを含みます

序盤の悪夢から出逢いに至る幻想的な雰囲気やばくて、
何が夢で何が現実かわからないシームレスなやつかな、
と思って期待感MAX!!!
だったんだけど。
だったんだけど。


序盤の諸々、
伏線でも何でもないやつ!!!!


なぜか浜辺で薪を拾ってる人妻と、
通りかかったプロポーズ帰りの男。

出逢って一秒、フォーリンラブ。

そんなわけあるかぁぁぁ!!!!!!


出てくる人がみんな言ってること支離滅裂だし、
設定もブレッブレで序盤と終盤で辻褄合ってないし、
「過去からの解放」というテーマも、最後の方でいきなり出てきて薄っぺらいし、

もはや脚本があったのかさえ疑わしいレベル!

即興劇でももうちょっとちゃんとまとまってるぞ…
トーリニータ


そしてまあ、これは好みもあるけど、
ロバート・ライアン、
ジョーン・ベネット、
どちらもそんなに容姿端麗な人じゃないから、
あの謎の執着が全く理解も共感もできない!!!!!

いきなり婚約者を裏切る動機に欠けすぎてて視聴者置いてけぼりよ。
秒で視界から消えるレベル。


とりあえずあれです、
渡米してもルノワールの価値観は俺にはやっぱり合わないんだな。

不倫を当たり前のように描いて、
それを正義面させてられる感覚はたぶん永遠に理解できない。


復員兵のPTSD問題や復職問題以前に、

不倫は問題あるんですよ!!!!

何かの問題を描こうとしても、
それ以前の問題を無視してたら、
それは説得力皆無なんだよなあ。
だい

だい