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カルメンのkazu1961のレビュー・感想・評価

カルメン(1954年製作の映画)
3.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-341 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-554

🖋この時代にオール黒人キャストでビゼーの歌劇『カルメン』を現代化してミュージカル映画にしたてあげたオットー・プレミンジャーの野心作、そしてこの年のゴールデングローブ賞のミュージカル部門の作品賞を受賞した作品なので観て観る価値はあるかと。しかしながら。。。

🖋楽曲は原作に忠実なため、ハリー・ベラフォンテ、ドロシー・ダンドリッジなど名シンガーを主役に添えているのにも関わらず、吹き替えが多いのはやっぱり残念。

🖋さらにやっぱり脚本の底が浅く感じて、主人公カルメンがなぜ心変わりしていくかなどの心理描写は皆無、そんなことで登場人物の誰にも感情隠喩できないのは作品として、とても残念です。。。

😅Story:(参考: yahoo movies )
第二次世界大戦中、ジョーは南部駐屯黒人部隊の伍長で、間も無く航空部隊に転属する予定だった。婚約者であるシンディ・ルーとともに明るい未来を描いていた。駐屯場所の近くにあるパラシュート工場に勤めるカルメン・ジョーンズという娘はジョーに目をつけ、気を引くそぶりをするが、ジョーは軽くあしらうばかり。しかし、工場で喧嘩をしたカルメンを留置場に連れていく役目をジョーは引き受けることになってしまう。その道中、カルメンの誘惑にジョーは抵抗するが、途中カルメンの実家に立ち寄っている間にその誘惑にジョーは屈してしまう。翌朝、カルメンの姿はなかった。拘置所のジョーの元にカルメンからバラが届き、ジョーはカルメンへの思いを募らせる。ナイトクラブでジョーの出所を待つカルメンのところに、ヘビー級ボクサーのハスキー・ミラーがやってくる。彼はカルメンに目をつけ、一緒にシカゴに行こうと誘うが、カルメンの心は動かない。その後、ようやくジョーとカルメンは再会を果たすが、ジョーはその夜に航空隊に参加するために旅立つことを告げる。カルメンはジョーに一緒にシカゴに行くように説得する。婚約者も航空隊員になる夢も捨て、ジョーはカルメンと一緒になる道を選ぶが、それは自滅への道だった。

🔸Database🔸
・邦題 :『カルメン(1954)』
・原題 :『Carmen Jones』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1954
・日本公開 : 1957/04/01
・上映時間 : 105分
・受賞 : 第12回ゴールデングローブ賞
作品賞
・監督 : オットー・プレミンジャー
・脚本 : ハリー・クライナー
・原作 : カルメン・ジョーンズ
・撮影 : サム・リーヴィット
・音楽 : ハーシェル・バーク・ギルバート
・出演 : ハリー・ベラフォンテ、ドロシー・ダンドリッジ、パール・ベイリー、オルガ・ジェイムズ、ジョー・アダムス

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ビゼエの歌劇『カルメン』をオール黒人キャストで現代化したオットー・プレミンジャー監督の音楽ドラマ。オスカー・ハマーステイン2世の音楽劇をハリー・クライナーが脚色し、撮影は「野獣部隊」のサム・リーヴィット。音楽はジョルジュ・ビゼエの原曲をアレンジしたものが使われている。出演するのは「拳銃の報酬」のハリー・ベラフォンテ、「日のあたる島」のドロシー・ダンドリッジ等。製作オットー・プレミンジャー。
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