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お葬式のmakoのレビュー・感想・評価

お葬式(1984年製作の映画)
4.0
《笑って泣いて、お悔やみ申し上げます》
◎80点
【午前十時の映画祭初上映】
1984年/日本/カラー/124分
伊丹十三初監督作品。

過去鑑賞済。

【あらすじ】
CMの撮影中に突然、妻・千鶴子(宮本信子)の父(奥村公延)の訃報を知らされた俳優・井上侘助(山崎努)は、ふたりの息子と共に妻の両親が暮らす別荘へと駆けつけた。葬式の心得がない彼らは、葬儀屋からの指導を受け、この重大局面を何とか乗り切ろうとするが。
訃報を聞いて、本葬までの三日間を描いている。

随分前に観たけど、所々覚えてました。
でも忘れている所がほとんどだったので新鮮な気持ちで観れました😊

普段と変わらない時間を過ごしていた老夫婦。
人間ドックに行って異常は見られず、これでまだまだ生きられると喜び、少し贅沢して普段食べない物を食べ、たわいもない話をしながら夕飯を楽しんでいた。
そしてそれは突然訪れる。
なんだか気分が悪い、外の空気を吸いに行こうと、テラスに出てお気に入りの場所まで這っていくがなかなか落ち着かない。妻(菅井きん)を呼ぶが後片付け中で夫の声が聞こえづらい。が、異変に気づき夫に駆け寄る。
いつもと違う様子に焦り、夫を励ますが…。

何気ない日々がこれからも続くと思っていたのに。
人間ドックで異常は見つからなかったのに。
そんな日にまさか突然死ぬ、なんて思ってもみなかった。
突然のお別れに戸惑い悲しむが、遺族はここからいろいろ忙しい。

親戚の対応、通夜、本葬など。
悲しむ暇がないほど。悲しみは勿論あるが、おかしみもあって笑っちゃいけないのについつい笑ってしまう。
初めて自分たちが送り出す葬式は分からない事だらけ。
弔問客への挨拶や喪主の挨拶を学ぶレクチャービデオが面白かった。これは覚えていた😊

親戚あるあるもあった。クセの強い叔父さんとか、仲が悪い親戚がいたりとか。
あと、お色気シーンもあり💓

久しぶりに観たけど面白かった♪
出演者が懐かしい俳優や今や大御所となった俳優がチョイ役で出てたりしてそれを見つける楽しさもありました♪

小林薫さんが火葬場の職員役で出てた。若かった✨
チョイ役だったけど💦
大滝秀治さんがクセのある叔父さん役で、これがまたちょっとイライラさせられる笑


今回のゴゼ10で何本か観たいのがあったけど、伊丹十三監督作品は特に観たかったから2本共観れて嬉しかったです♪



観客 4人
劇場鑑賞数 #64
2023鑑賞数 #70
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