シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

モロッコのシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

モロッコ(1930年製作の映画)
3.5
仏領モロッコに駐在するフランス外人部隊の兵士ゲイリー・クーパー。そこに落魄するように流れて来たマレーネ・ディートリッヒの歌姫。男は一人の女に縛られようとせず、女は信頼できる一人の男を見つけることが出来ないでいた。
本作品の印象は、マレーネ・ディートリッヒの中性的な魅力に尽きる。彼女、容貌も男性寄りだが、性格も男勝りの第一印象。しかしゲイリー・クーパーに会ってからは少しつずつ、その身内に秘めた『乙女』が露わになってくる。しかし、お互いが主導権を握ることにこだわる故か、反撥し、素直になれない。いい大人が中学生みたいな恋愛をしてるのが、可愛いといえば可愛いかも知れないが、どうなんだろう(笑)
そういえば、鏡にルージュとかで伝言をするというスタイルの大元はこの作品だったのか。