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リリイ・シュシュのすべてのshinoのレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
3.4
岩井俊二監督作品。

ウヴァー重い……
しかしただひたすら静かで、凄惨で、美しい話でした。
見たあとは気分が落ち込むと言われていたのですが、まさにその通り。しばらく色んなことを考え込みそう。
少年少女の心の闇を描いてるのですが、14歳という微妙な年頃の心の機敏を上手く描いていると思います。
そのくらいの年齢って、たいしたことないような出来事も大変なことに変わるよなあ。この映画に常にただよう不穏だったり、不安だったりが、より一層画面の美しさを際立てだと思う。画面でたゆたう光が優しくも見える。物語と画面とのアンバランスさがなるほど納得の傑作でした。

若かりし頃の市原隼人が主人公なのですが全然わからなかった…。
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