shino

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのshinoのレビュー・感想・評価

4.6
いいですか。この春に会社員になるみなさん。
この映画で学べる仕事のやり方が3つあります。

ひとつは初手の要件定義はきちんと話し合おう。
もうひとつは仕様を途中でガンガン変更しまくると、みずほ銀行もビックリの取り返しのつかない大事故が起きるということです。
そして最後に報連相はしっかりしようです。

とくにプログラミングするよって方、そして何かしらの媒体を下請けに出す広報をする方は覚えておいて損はないと思います。
この映画はそれらを無視し、ヤベー案件の地雷を全部踏み抜いてる、見てるこっちがゲボ吐きそうなくらい胃が痛くなった映画でした。

いやまあそれ以外にもめちゃくちゃ胃が痛くなる要素がたくさんあったんですが、なんかもう初手に浮かんだ感想が「要件定義をキチンとしろーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」だった。要件定義さえキチンとやってたら、10代のまだ幼い彼が重すぎる代償を支払うことなかったのに・・・と悲しくなってしまった。
まあでもこれに関しては大人で知識のあるのストレンジ先生が最初に説明したれ要件定義しろ途中で言うなよキュウべえかよって思いました。

中盤の展開はめちゃくちゃアツくて、なにも情報入れずに行ったのでまさかの展開に映画館で「エッ!?!!!?!!!!!!?!!」ってデカデカ声で叫びそうになった。そんなことある!?!?!!!!って。色々ちゃんと見返してもう一度観に行きてえよ!!!
でもこれで……またさらにマーベル初心者の人にマーベルを勧めるハードルが上がったなとも………感じた…………………………

そして一貫してトムホスパイディはSNSの恐ろしさを描いてるなあと思いました。それを若者のトムホスパイディのテーマとして当てるのもうまいなあって思います。
SNSは自分のやりたいことを披露できそれを仕事に繋げられることもある反面、SNSでの失言などで人生全部棒にする人も多く見られる。トムホスパイディは、今加速してきてる闇の部分を恐ろしく忠実に描いてた。ホンマ下手なホラーより怖い。
このSNS社会的、『若気の至り』が全く若気の至りにならず常に鉄骨渡りの人生になってるので、マジでわたしの若い頃に今のツイッターとか無くて良かったとしみじみ思う。絶対余計なこと言ってゴミほど炎上してたと思う。
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