私はなかなか好きな作品でした。まあもともとキューバには興味あったし、ラテンアメリカの風土やら文化やらにはなんとなく心惹かれるものを感じていたし。でもわかんないところもたくさんあったなあ(^^; 雰囲気で観ちゃった感は多少ありました。
たぶんキューバという国の良い点悪い点を色々と炙り出している話なんだろうなと思って観てたのですが、ところどころやっぱりわからない。歴史や社会背景は不勉強。わかったらきっともうちょっと面白かったんじゃないかなとは思います。
オムニバスで作風も違う中、それぞれどれもラテンの空気をムンムンさせながら国や人々の抱える課題を観せていて面白かった。別々のようでいて意外とまとまりもあったような…。
ポンコツなクストリッツァや強力なオバさん、褐色の肌の綺麗でタフな女性たち、甘く官能的でありながら対照的にしょっぱい日常などなど、景色と音楽だけじゃなく見どころたっぷりだった。コロナで海外に行けない今、しばしのトリップ感も味わえます。暑い夏に暑くるしいラテンもの鑑賞もなかなか良かったです。