音楽もドキュメンタリーも好きなので、これは観ておきたいなと思っていた作品でした。何とか観れて良かった。エピソード1〜3をまとめて観てきました。分かれてはいるけど1〜3は一つの作品かなという感じなので、とりあえずその感想はまとめてここに。4はセッションの様子みたいなので少し趣が違うのかもしれません。4も観れたらいいんだけど。
詳しいわけじゃないけど、それなりにブルースの映画は観てきているので今回はどちらかと言ったらそれ以外のアメリカの音楽についての方が興味深かったです。ホピ族の話は何となくアイヌを連想させるような感じがしました。人間が想いを音に乗せようとするとちょっと近い感じになったりするのかな。静かに暮らしていた先住民族が注目され観光資源にされ迫害され切羽詰まった状況に追い込まれるところなども似ていたし。これはちょっと切ない話だったなあ。
ケイジャンもメキシコ系もカントリーもブルースも、恵まれた環境からじゃなく過酷な状況を生きていくために生まれた音楽で、そういうところで生まれた音楽だからこそ人の気持ちを揺さぶり癒すものだったし、結果、後の時代まで音楽を愛する人達に脈々と受け継がれ影響を与え続けてきたのだ、ということなのだな、と思いました。
ハワイのスチールギターの音色も改めて良かったなぁ。ルーツミュージックそのものも色褪せず、今聴いても素敵だなあと再認識。かえって今聴きたいかも。
年齢的に最近、どこか田舎に引っ込んでのんびり暮らしたいなあなんていう願望が出てきてたりしているのですが、こういうドキュメンタリーって都会じゃないとなかなか観れないんだよなあ〜。そう思うと東京から離れられないよーってなるくらい、いいもん観れたなあと思いました。