アキ・カウリスマキ監督の映画に惹かれる理由ってなんなんだろう。
労働者三部作のうちの１作だということなので、まあちょっと普通の中でも貧しい方の普通の人っていうか、ブルーカラーの中でも稼ぎも扱いも下の方の人っていうか、高級っぽいレストランには入れてもらえないような人の話を描こうとしたことは間違い無いと思うけど、そんな人の乱暴なような、真面目なような、誠実なような、不器用なような恋の話がなぜこんなに心に沁みるのか。やっぱり何度見てもよくわからないです(^^;
アキ・カウリスマキ監督の作り出す世界。分析力のない私にはその魅力の謎は何作観ても全然解けない。でも大好き。セリフも、流れる音楽も、演出なのか何なのかわからない表情のなさも、何故だかギュっと胸のどっかを掴まれちゃう不思議。で、何となく優しい気持ちになって、ま、明日も頑張るか、みたいな気持ちになっちゃうんだから、これはいい映画、いい監督だよと言っていいんじゃないでしょうか。たとえわけわかんなくても(^^;
アマプラに大量にアップされてたので、私はしばらくカウリスマキるだろうなと思います。楽しみだな♡
