Melko

ニンジャ・アサシンのMelkoのレビュー・感想・評価

ニンジャ・アサシン(2009年製作の映画)
3.8
「あんたを殺して初めて、俺の本当の人生が始まる」

”She’s alright. Her heart is special.”

全くのノーマーク、たまたま誰かのレビューで知ったこちらの作品。B級臭がプンプン…平均評価もそれなりに低い(苦笑)けど、アクションは凄いらしい…フォローしてる方々の力強いレビューを信じて、レンタル!

すげぇ!!血糊300%、アクション150%!
冒頭から顔が水平にスパッ!!!ビックリして声出た笑
腕も首も足も吹っ飛びまくるぜ〜〜

グロは元々結構苦手なんだけど、タラちゃん作品とか色々見てきて鍛えられたのか、一瞬だったらあまり気にならなくなってきた!いやそれでも、やりすぎだろ!ってぐらい斬られまくるんだが笑
そもそも、人間の身体ってそんな簡単にぶった斬れるもんなのかなぁ…🤔まぁいいか、使った刀がめちゃくちゃ切れ味良くて、使った人間がめちゃくちゃ強かった…ということにしておこう。

めっちゃくちゃ惜しいんだ〜〜
ジャケを見て分かってはいたけど、刀をはじめとした武器めちゃくちゃ使うのよね〜
肉弾戦が好きな私としては物足りない…

主人公、雷蔵って日本語の名前なのに、なんで英語喋る?ってのは野暮かな、どこで拾われてきた孤児なのか、わかんないもんね。

あと、悲しいかな、戦う場所が全部暗闇だからアクションが見えづらい…もっとちゃんと見せてくれぇ(泣)

それでも、超アクロバティックなアクションはやっぱり凄い!!飛んで跳ねて飛び降りて、主人公も敵も、忍者の設定を遺憾無く発揮。
深傷を負った主人公、ほぼ瀕死なのに、車が行き交う中バチボコの格闘!車にも轢かれるし。。さすがにCGかと思いきや実写か…?全速力の車の間を横バク転で交わすってどうなってるの…??

あとなにより、主人公 雷蔵のビジュアルが個人的に200点満点です!!
引き締まりまくってて無駄な肉が一切ない…すごい肉体だ…
演じたRain、歌手活動してたとき覚えてる!こんな作品にも出てたのか。
てか、少年期と青年期で俳優の顔変わりすぎでは笑

あんなに偉そうにしてたマスター、肝心の戦いで高速瞬間移動みたいなん何回も使うから「ちょ、お前!姑息な真似しないで正々堂々と戦え!」ってちょっとイラついた笑

あんな閉塞的で恐ろしい所で凄まじい育ち方をしながら、ところどころユーモア心もある雷蔵、ミカとのやりとりがちょっと笑える。
「サイズは34?」とかコンプライアンス笑

ただのおもんないB級作品とは違う、間に挟まる雷蔵と霧子の切ないエピソードが現代パートでも活きてくるのが良き◎
そして、かつて脱走する霧子を見送ったあの壁を雷蔵が登り、朝日を眺めるラスト。
ちょっと!爽やかじゃんか!!良いぞ!

エンドロールの音楽があんなにアゲアゲたったのは、つまりその、この映画はそうゆうテンションの作品だったということですね笑?

アクション惜しかったけど、雷蔵のビジュアルをなん度も拝みたくなる作品でした✨
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