広島カップ

レベッカの広島カップのレビュー・感想・評価

レベッカ(1940年製作の映画)
4.0
Rebecca Who?

ヒッチコックがイギリスからアメリカにやって来て放った第一作目。
ビートルズが満を持してアメリカにやって来てエド・サリバン・ショーに出演するようなもの。(ちょっと違う?)

タイトルにあるレベッカという女性が一体誰なのだ?という謎に翻弄される"わたし"(ジョーン・フォンテイン)。
観客は美女と一緒に騒動に巻き込まれ謎を追うという仕組なので、それだけで何となくいい気分。
時に"わたし"も置き物を割ったりエラーをするので「何やってんだよぉ」と心の中でいいながら観ておれて、ハラハラ度を上げてくれています。

ローレンス・オリビエもジョーン・フォンテインも見事な存在感でしたが、メイド達の責任者ダンバース夫人役のジュディス・アンダーソンの冷徹な恐さが印象強かった。
バックライトで全身シルエットの場面がありましたが、一瞬髪形などから『サイコ』で包丁振り上げてるベイツを見ました。
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