真鍋新一

網走番外地 南国の対決の真鍋新一のレビュー・感想・評価

網走番外地 南国の対決(1966年製作の映画)
2.9
とりあえず返還前の沖縄でイツメンを暴れさせましたというだけで、観ていて飽きはしないけどもただそれだけでもう新しさがなくなっている。今回は少年と健さんのパートが多めで、大人だろうとクソガキだろうと態度が全然変わらない健さんの人間の大きさがよくわかる回。今回の大原麗子は現地の情報屋。谷隼人とのコンビがカッコいい。

話のクライマックスでとんでもなくベタな浪花節をしっつこく延々とやっていてしんどいのだが、三原葉子の堂々とした演技に最終的に泣かされる。

アラカンの鬼寅親分は完全にただの通りすがりのプロフェッショナル。千葉真一が戦い出す前に動いて敵を敗走させたり、乗ったことのないクルーザーの運転を即マスターしたりとスーパーマンぶりがエスカレートしている。

最後に健さんが殴り込みに行くヤクザの溜まり場の名前が「キャバーン・クラブ」。
真鍋新一

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