ほーりー

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1のほーりーのレビュー・感想・評価

3.6
さてハリー・ポッターシリーズを逆から観ていくレビュー第2弾は「死の秘宝PART1」!

なるほど、こうやって後編に続くのね。それにしてもベラトリックスを演じたヘレナ・ボナム=カーターがなんと憎たらしいことか。

とても同時期に「英国王のスピーチ」に出ていたとは思えませんね。

初っぱなから不穏な空気が流れる本作。ハーマイオニーが両親の記憶を消す場面から始まり、いよいよ主人公3人がのっぴきならない状況にいることがよくわかる。

と思いきや、いきなりヴォルデモートに殺されるホグワーツの先生。しかも最期は大蛇の餌にされるなんてヒドイ。

本作と次作については命懸けの戦いだけあって、バカスカ死人がでてくるが、やはり子どもを対象にしてる作品のせいか、直接的な描写は避けるなど配慮がかなりしてるように感じた。

とは言うものの、マッドアイとか魔法省大臣とかかなり重要そうなキャラが台詞だけで顛末を説明しているのが勿体ないと思う。

PART2では分霊箱と死の秘宝の違いがよぉ解らんかったのでかなり難解だった。普通は後編から観ようとする奴なんていないからね😅

本作では死の秘宝についての説明がされていて、やっと腑におちました。このアニメシーンがよく出来てて、寓話としても面白い。

印象的なのはやはりドビーが命を落とすラスト。ハリーが「魔法を使わずに埋葬しよう」と言うのが感動的なのだが、できれば台詞ではなくてハリーたちが丁重にドビーを埋葬する映像を流すことで彼らの感情を表現して欲しかったなと思う。

また途中でハリーとハーマイオニーがロンと仲違いして別行動するくだりがストーリー上必要なのだがダレを感じた。

ただ一番印象に残ったのは、ダニエル・ラドクリフのブラジャー姿だったりする。

■映画 DATA==========================
監督:デイビッド・イェーツ
脚本:スティーブ・クローブス
製作:デイビッド・ヘイマン/ デイビッド・バロン/J・K・ローリング
音楽:アレクサンドル・デプラ
撮影:エドゥアルド・セラ
公開:2010年11月11日(英)/2010年11月15日(日)
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