ついに守ってくれる人も、導いてくれる師も失ったハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、ヴォルデモートを倒す道をさぐり始める。
そのためには、ヴォルデモートの魂を7つに分けて収めた“分霊箱”すべてを探しだし、破壊しなくてはならない。
すでに2つが破壊されているので、残る分霊箱はあと5つ。
死喰い人の追跡から身を隠しながら、分霊箱の情報を集めるハリーたちだったが…!?
壮大なるプロローグ――ついにシリーズ第7作品目に突入した『ハリー・ポッター』映画版。
ついに最終章まできてしまいました…。
わー楽しい💖
という感じはありませんがいよいよ佳境ですね!という雰囲気満々でしたね~。
長いようで早かった本シリーズも、ついにハリーポッターと闇の帝王ヴォルデモートとの最終決戦を迎えることになった。
シリーズ最初の頃に比べると、すっかりダークファンタジーになってしまいましたが、そこがぐいぐい引き込まれるところです。
とりあえず、最初3分で泣いた。
ハーマイオニーに泣いた。
そしてヘドウィクに泣いた。
もーいろいろ哀しすぎた。
ハリーたちの分霊箱探しは、観る側も過酷でしんどく、長く辛かったです。
コメディ要素まるで皆無で、どっちかっていうとサスペンス映画でした。
今作では世界を転々とするため、どこからどこに移動したのかがわからなくなる。
とはいえどこの国に移動したかはあまり重要ではなく誰のゆかりの地なのかがわかればよいのかと。
しかし、突然過去作品に出てきた内容が伏線として使われるので覚えていないとわからなくなる箇所もいくつか有り。
シリーズに進むにつれて暗くなるが個人的にはその分、各登場人物の繋がりが強くなりそれがストーリーをよりよく見せていると思う。
ただ、今作で突然頻繁に使い出す便利な魔法はちょっと気になる。
何故、今作から突然増えたのか。
しかし、みんなすっかり大人の雰囲気も醸し出すようにんっちゃいましたが、今回ハーマイオニー役のエマがすごく綺麗でした。
特にロンが幻想を見てる時のハーマイオニーは美しすぎる。
ロンを想うハーマイオニーの表情が、少女と大人の境目にしかない、彼女の可愛さ美しさが溢れていて、ハッとさせられるほどで、大人になったなぁとしみじみ思いました。
ダニエル・ラドクリフもお子様からアゴが割れて大きくなりました。
当初は3Dでの上映が予定されていた本作ですが、ポストプロダクションでの作業が間に合わないことと、昨今のフェイク3Dに対する風当たりを考慮して2Dのみの上映となりました。
所々3D向けのシーンなんだろうなって箇所がありましたが、結果として2Dで良かったと思います。
それは本作がアトラクション映画ではなく、大人の観賞に耐えうる物語重視の内容だからです。
人の弱さや不安な気持ちに付け入る汚いやり方に惑わされないで、最後まで自分を強い気持ちを貫いて欲しい。
架空の物語でもその世界にどっぷりと入り込んでしまう魅力は計り知れない物があります。
ドビーのシーンでは印象的なセリフでグッとくるものがありました。
次回作で本当の最後になりますが、もうふた波乱ぐらいありそうです。