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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔いのkoheiのレビュー・感想・評価

4.0
【ラスベガスにぶっ潰れる】

最近【JOKER】のヒットで話題となったトッド・フィリップス監督の名作二日酔いムービー。

ワイルド教師フィル
ヘタレ歯科医ステュ
ニートデブ アラン
比較的常識人のダグ

この4人(主に上3人)が巻き起こすラスベガスでのサイテーな騒動。
事の発端はダグのバチェラーパーティー。
有名ホテルシーザーパレスの最上階、ヴィラスウィートルームでの出来事。
カジノに行く前の屋上での乾杯後、なんやかんや楽しんだであろう雰囲気の後、シーンが変わったと思えば部屋も仲間もボロボロな状態で目が覚める。
ステュの歯は抜けてたり、謎の赤ん坊がいたり、風呂場にはトラが居座ってたり。
鶏はいるわ、娼婦もいるわ…。

それなのに寄りにもよって!結婚式を控えた花婿、ダグがいない!!!

すっかり泥酔してしまったせいで状況が掴めない残された3人。
結婚式はもう間近!
部屋にあった手掛かりを頼りにダグを探すための旅に出る!


大人のおバカコメディながら、お金の掛かり方はえげつなく、そもそもあのラスベガスのシーザーパレスホテルで撮影許可がおりた事が奇跡だと思う笑
順を追って真相を探る度に出てくる自分たちのやった問題行動の数々…。

もうなんか逆に楽しそうで羨ましいくらい…。

髭モジャのアランはこの頃はまだ多少異常性がなりを潜めてたみたいで、この後制作されたPart2以降に比べればちょっとマトモ。でも充分ヤベぇやつ笑
そもそもよく見ればダグ以外の3人はみんなどこかしら頭のネジがハズレてる部分があって、そこがなんとも人間臭くもあり決して憎めないキャラクターに仕上がってる。(こんなのに付き合ってるダグもまたヤバいのかも)
イケメンだけど横暴で破天荒なフィル、真面目ぶってるけど毎回どのメンバーよりもヤバいことをやらかしてるステュ。
そして大騒動のきっかけはだいたいアラン。

伏線回収モノとして結構評価されたこの映画、エンドロールで全ての辻褄が合うのはスカッとする。
散々な目に遭ってもうコリゴリと思っても、こういう大事件ほど思い返せばいい思い出になったりするんすよね笑 男って本当にバカだから。

なんだかんだで仲のいい【オオカミ軍団】

悔しいかな、こういう仲間が自分にも欲しいなぁなんて思ったりもしちゃいます笑
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