kohei

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのkoheiのレビュー・感想・評価

3.9

【部隊コードは…】

〈スターウォーズエピソードIV新たなる希望〉の物語が始まる10分前までの反乱軍と帝国軍の戦いを描いたスピンオフ作品。
ジェダイもライトセーバーもほとんど登場せず、フォースの存在もお祈り程度。
誰も知らない地味な登場人物達が歴史に決して残ることの無い壮絶な戦いを繰り広げる。
序盤こそ少し眠くなるような雰囲気を感じましたが、戦いが始まればそこは正しく戦争のど真ん中。とにかく不利な状況で、常にギリギリの戦いを強いられ、それでも希望を繋ぐためにボロボロになりながら戦うメンバーの姿に胸が熱くなりました。
ジェダイやフォースが無くてもちゃんとスターウォーズしていたのには感心しました。ウォーカーを下から眺める怖さを知れたのもなかなか。
ギリのギリまで諦めず、あの任務をやり遂げたメンバー。もしかしたらルーク達のように勲章を与えられてたと思うと泣けてくる。
帝国軍全盛期、ダース・ベイダーもキレッキレのあの時。何をブラスターだけで守りを固めたつもりかと反乱軍の隊員を笑っていた自分をぶん殴りたくなった。
そういう事ではないんですよね、どんなに不利でも、ただの時間稼ぎだったとしても、命をかけて守らなきゃならない何かがあるんですよね。
スピンオフとしては充分な出来だと思いました。
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