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コンフィデンスマンJP プリンセス編のkoheiのレビュー・感想・評価

4.8
【私たちはなんにでもなれる】

アジアを拠点に絶対的権力を持つ一族
【フウ一族】
当主レイモンド・フウが亡くなると同時に執事トニーにより遺言が残された子供達に発表される。
元々遺産や次期当主を巡って火花を散らしていたブリジット、クリストファー、アンドリューの3姉弟は遺言の内容に驚愕する。
それは
『次期当主と遺産の相続をミシェル・フウにする』
というものだった。
一族の誰も知らない隠し子【ミシェル】

隠し子探しが続く中、遺産を巡り世界中の詐欺師達がランカウイ島に集結。
ダー子、ボクちゃん、リチャードら3人もフウ一族に入り込み、究極のコンゲームが幕を開ける。


今回鍵を握るのは、関水渚演じるダー子の新しい弟子(子猫)【コックリ】
身寄りのない少女で、なんでもコックリコックリと頷くだけの気弱な子が、ダー子にミシェルとして仕立て上げられるのが今回のコンゲームの幕開けなんですがコックリを演じたこの関水渚っていう女優さん、本当に話が進む毎に輝きが増していくんですよ!
それも派手になっていくのでは無くキャラクターの持つ優しさを残してしっかりと女性としての美しさや強さを身につけていく感じ。これからもっともっと素晴らしい女優さんになっていくと思うので楽しみです!(最初広瀬すずだと勘違いしてたのは内緒)

コンフィデンスマンJP自体はドラマ未視聴で劇場版のロマンス編のみ観てたんですがそれでも充分、いやそれ以上に楽しめました!ドラマもちゃんと見ようと思います。
メインキャストの3人の息のあったやり取りは楽しく、大集結した豪華キャストのコンフィデンスマンたちの騙し合いや駆け引きにハラハラしつつ、今回のターゲット、フウ一族のエピソードでグッとくる。(この絵に書いたような金持ち3姉弟がまた良いキャラしてるんですよ!!!)

脚本、キャスト、スケール全てが劇場版としてしっかりしてたと感じました。
元々オーシャンズシリーズとか好きなので、そういう伏線回収や逆転劇が好きな人にはピッタリです。

ロマンス編だけでも観てて良かったぁって思いましたね。あの時のあの人が!っていうのを体験できるのはこういうシリーズ物ならでは。とにかく全員キャラクターが濃くてケレン味があって、俳優陣も楽しんでそうだなって画面から伝わる作品です。

エンドロールの最期まで席から離れないで!オチまでしっかり抜かりなし!



【世の中には、小さな奇跡が溢れている】
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