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アメリカン・サイコのyutaのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

キャストがウィレムデフォーやジャレッドレト、クロエセヴィニー、リースウィザースプーン。しかもジョーカーばりの魅力的な殺人鬼を演じていると聞いたので鑑賞しました。最初はサイコスリラー的な映画かと思いましたが、以外とラストが深く、難解になっていたので驚きました。
序盤は、クリスチャンベイル演じるパトリックベイトマンの悠々自適で完璧な私生活や、ちょっと面白い名刺対決など穏やかな雰囲気でしたが、段々と不穏な空気に。

そこから、本当のベイトマンが出てくるのですが、そのベイトマンの日常に潜む非日常な狂気をクリスチャンベイルが完璧に演じていて素晴らしかったです。

ラストは、ぼやけた終わり方なので個人的な解釈ですが、妄想じゃなく現実のオチだと思いました。

途中の殺人シーンのガバガバさは映画というのもありますが、実際身近の人物が殺人をおかしているとはありえない、もしくは信じられない。だから、バレない。+アメリカ自体の闇(アメリカンサイコ)をあらわしているのかなと思いました。ですが、
他にも、レーガンの演説や、ノートを見た時のジーンの表情、終盤の噛み合わない会話など何にでもとれるシーンが多いので、個人の意見で考えさせられる映画でした。

ちなみにベイトマンと音楽の趣味が一緒なのはある意味怖かったです。
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