原作は伊藤左千夫の有名小説『野菊の墓』。思い出の信州の故郷を何十年か振りに訪れた一老人の回想のなかに、旧家に生まれ育った少年時代の主人公と年上のいとこの、淡く美しく、そして悲しい恋の物語を…
>>続きを読む鹿児島、広島、神戸、大阪、京都、北陸、青森、函館と日本縦断ロケを敢行して贈る、戦後10年目の日本の厳しい現実を子供の眼を通して描く異色大作。※現存素材上、画質などの劣化がございますことをご…
>>続きを読む意志が弱くヤクザな仕事しかできない一人の男と、彼にふがいなさを感じながらもついていく一人の女の道行きを追っていく。
父を亡くし、銀座裏で八百屋を開く伯父・常吉のもとへ、母に連れられやってきた秀男。母は女中として勤め始め、長野から持って来たカブト虫と寂しく遊ぶ秀男。都会の生活に馴染めない秀男の友達は昭太郎…
>>続きを読む東海道を旅する若様・小十郎と槍持ちの権八、そのお供・源太。小十郎は道中で出会った市井の人々と言葉を交わし、彼らの多彩な人生に触れるうち、虚栄だらけの武士の世界に疑問を抱き始める。そんな折、…
>>続きを読む天正十五年。豊臣秀吉の茶頭千利休(二代目中村鴈治郎)の娘、吟(有馬稲子)は、六年間一筋に慕い続けてきたキリシタン大名高山右近(仲代達矢)をむかえて喜びにもえた。しかし、妻のある右近はキリシ…
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