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HOUSE ハウスのcyberiancorgiのレビュー・感想・評価

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)
4.0
熱海の世界観がファジーすぎるミュージアムみたいな雑多感。だけど演出もキャラも逆に濃ゆさで統一されてて、独自の世界観が調和して出来上がってる謎。
合成いっぱいハリボテの世界、演技は演劇で、遊び心あるカメラワーク、わざとの不自然さがすごい強いけど、でもぜんぶ不自然だからそれが自然みたいなすんごいことになってる。これ見てる時フツーって何だっけ?ってめちゃくちゃなる。
女の子が次々と消えてくって起きてることはちゃんとシリアスなのに、雰囲気がぜんぜんシリアスじゃない。不条理な出来事を不条理な演出で見せてくる。
フツーはこうってゆうのの逆をやって、逆説的にホラー作り上げてるみたいな。こうであっても良いよね。
終盤あたりでアホみたいなテンションになってくのホント笑う。
非科学的だ、不条理だ、不自然だ、不都合だ、おかしい。
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