Melko

グリースのMelkoのレビュー・感想・評価

グリース(1978年製作の映画)
3.9
“She looks too pure to be pink.”

♪ Hold your head high
Take a deep breath and sigh
"Goodbye to Sandra Dee..."

内容も曲も超有名だけどコチラは全くの初見

ツッパることが男の勲章…だけど、それと同じぐらい大事な愛がある!
歌って踊る、爽やか青春ラブストーリー

オープニング フランキー・ヴァリのタイトル曲からグルーブききまくりでカッチョイイ〜
ホント良い曲だわ、気に入った!

ダニー(愛称ズーコ)が細身の革ジャンリーゼント、仲間も同じ格好…キャロルじゃん!
永ちゃんに比べるとキラキラお目目が些かツッパリ度をマイルドにしてる気がするジョン・トラボルタ。
「ハイクスール・ミュージカル」とかと比べるとだいぶキャストが老けてるなと思ったら、トラボルタ当時24歳、オリビア・ニュートンジョンで30歳?!まぁ言われてみればオリビアはお化粧がだいぶコッテリかなとは思ったけど、可憐さは健在。何より柔らかい歌声がホントに素敵。

ダンスバトルのチャチャチャ女にはムカついたけど、ミュージカル出身でバキバキに踊れるトラボルタの横で同じようにバキバキに踊らせるには、オリビアには荷が重すぎたか

ダニーとキニキー、嬉しそうに抱き合った後、スマして髪を梳かすのオモロ笑

男と見れば誰にでも色目を使うビッチなリゾに当たったバチ、ああ言う時日頃バカにされてる恨みとばかりに盛大に陰口叩いて姑息に噂するのは、それまでリゾたちにバカにされてた真面目軍団。ああゆうの見てるとそうゆうのって万国共通なんだなぁ
で、傷ついたビッチに手を差し伸べるのは純粋ヒロイン

どうでも良いけど、勝負を挑んできた敵チームのリーダー、顔は渋いのに肌がボッコボコでクレーターなのが気になる。。誰か保湿の化粧水あげてー!

クレしん「オトナ帝国」のカーチェイスシーンのオマージュ見つけた!
坂道登るカーチェイスにアゲアゲ音楽、コレか!

個人的にお気に入りキャラはギャル軍団「ピンクレディース」のフレンチー(転校初日のサンディに学校案内する子)頭はそんなに良くないし天然ちゃんだけど、友達と認めた相手のことは絶対裏切らないし助けてあげる、良い子!
たくさんあったミュージカルナンバーの中で1番印象に残ったのは、そんなフレンチーが歌う♪Beauty school drop-out(美容学校落第)って歌う、落第ソング笑
見た目がサブちゃんみたいなフランキー・アヴァロン演じる天使と一緒に「諦めて学校へ帰れ〜」って歌うのが切な面白い笑

あとお調子者おばさん職員のブランチも良いキャラしてたなー
終盤卒業式の場面でピンポンパーンのチャイムでふざけるところが地味に面白かった笑

ラストはみんな楽しく踊りまくれ!

50年代後半-60年代が舞台で、45年以上前に作られた映画、さすがにセリフや立ち振る舞い、ダンス等の古くささは否めないけど、こういう、若者が元気な映画って不景気な時こそ必要だよね!
Melko

Melko