LalaーMukuーMerry

グリースのLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

グリース(1978年製作の映画)
4.0
オリビア・ニュートン=ジョンとジョン・トラボルタ、当時人気絶頂だった歌手とスター俳優を配した青春ミュージカル。大ヒットして当然。日本で言えば、郷ひろみと松田聖子が主役で共演したみたいな(うわっ、例え古! でも仕方ないよ、今だとAKB48と相手の男は???、誰もが見たい大スターなんていないものな)
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オリビア・ニュートン=ジョンは、オーストラリア出身の清楚な感じの美人歌手で「そよ風の誘惑」などが大ヒットして、彼女がグラミー賞を取った時、外国人に賞を上げるなんて、とやっかみの声が主に女性を中心に盛り上がり、日本にもその話題が伝わりました。これを知ったとき、アメリカ人も案外心が狭いんやねと、思った記憶があります。
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ジョン・トラボルタは沢山の映画作品に出ているようですが、私はほとんどご縁がなく、出世作の「サタデーナイト・フィーバー」も未だに見ていない。最初に見て一番印象に残っているのがおデブ女の役で主演した「ヘアースプレー」(2007)。だから昔の印象と違いすぎる衝撃は天地真理なみでした(これも古っ!)。でもこの作品では皮ジャンとリーゼントが似合って、キレッキレの踊りを見せる不良系イケメン、本来の彼です。
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夏休みの海辺で何があったか知らないが、出会って恋に落ちた二人。清楚な彼女が転校してきたハイスクールで出会ったのは、実は不良系だった彼。そんな設定から入っていくハイスクール・ラブコメ・ミュージカル。ストーリーはあるようで、ないような。懐かしいヒット曲がたくさん出て来るので、それを楽しめばよいでしょう。最後はオリビアのイメージチェンジ姿も拝めるし、ノリノリの作品でした。