近づきつつある終わりの時。
しかしフロドの体力は心身共に限界を迎えつつあった。
旅の終わり、例えそれが無謀な戦いでも、必ず生きて帰るんだ!そんな魂の叫びが全キャラから感じられる!
アツい!アツ過ぎるぞ!
最終章は劇場版でも200分。エクステンデッド版では250分!なんだこりゃ!笑 4時間て笑
ピーター・ジャクソン監督(レゴラスが敵船を弓で倒す人がこの方笑)のもう切り取る所はないよ!と言わんばかりの長さ。
そうなのだ。これ以上の編集は全く考えられない位のボリューム!
どこを観ても名場面!
旅の仲間達の行く末を見届けよう!
是非エクステンデッド版で!(販促)
ストーリーは語る所が多すぎて出来ないがなんといってもゴンドールでの戦い。
ローハンの砦での戦いと同じように絶望感が半端ない。
しかしその前の灯台に火をつけろ!とかからテンションが上がりっぱなし!ローハンも応援を決める。流石セオデン!代わってデネソールの愚かさっぷりがガンダルフと同じ気持ちになる位頭を悩ます。んんもう!とイライラするだろう笑
そこからの本戦なので状況がキツイ。特にフロドに癒えない傷を残したアングマール魔王の存在感が凄い。剣にモーニングスター。多分モーニングスターって片手で使うやつじゃ無いよな?笑 なんだこれ笑
人間の男には倒せないこいつをいかに攻略するか。倒し方はかっこよかった。
その後、バトルは中盤位で終わり後はひたすらフロドとサム、ゴラムの旅にフォーカスされる。
フロドは指輪の魔力の前に限界、というか既に限界も超えている。それを必死で支えるサム。このサムの励ますシーンで流れるホビット庄のメロディ。泣ける!もうやめてくれ!泣いてしまう!いや、泣こう!泣いて良いんだこれは!笑
再び見る事が出来ないかもしれない遠い地の風景。
味わう事が出来ないかもしれないパイプとビールの味。
聞くことができないかもしれない鳥のさえずり、宴の音。
絶望に浸りながらもそれらを思い出して必死に生きて行く。
頑張れ!フロド!頑張れサム!
そう思っていれば、もうあなたも中つ国の住民だ。一緒に応援しよう。
そして超名セリフ!
指輪を持つことは出来ないけど支える事はできます。
サムーーーー!!!かっけええええ!
フロド!おれらも支えるよ!あともうちょっとだ!
ゴラムも、ガンダルフが思っていた通り、“役目”を務める辺りニクい。
こんなアツイアツイストーリーに浸っていると、終わった時の爽快感ともう一度あの世界に戻りたい、と思わせる切なさで心が満たされる。ほんと幸福感が凄まじい。
エンディングも本当にエンディングっぽくて今までの総決算。ついでに曲も良い。
バトルあり、ドラマあり、泣きもあり。正に一つの人生を体験出来るとんでもなく、素晴らしい作品だった。