志麻凛

ハドソン・ホークの志麻凛のレビュー・感想・評価

ハドソン・ホーク(1990年製作の映画)
2.8
10年の刑期が明け、再度怪盗をすることになってしまったハドソン・ホーク(B・ウィリス)を描く、ドタバタ喜劇。

まず怪盗(泥棒)を扱うにあたって、対峙するキャラが愛せるか愛せないか問題ですが、今回は愛せませんでした。怪盗キッドだったら中森警部、怪人二十面相だったら明智小五郎や少年探偵団とか。しかし今作は、ただ単にパリピな輩のように思えてきて愛しづらかったです。ん〜強いて言うのなら、パリの美術館でハドソンを尾行していた2人は好きかな?

怪盗シーンに関しては、奇抜な方法で潜り抜けるさまが、見ていて痛快でした。しかし、10年のブランクがあったから、どこか不手際が生じてしまう。その演出は良いのですが、視聴者は昔のハドソンを知らないので、それを見せる描写があって欲しかったです。新聞の記事でも良いので。(午後ローで鑑賞したので、もしかしたらあったかもしれません)

怪盗してる時のミュージカルは、意外と完成度が高く、思わず見入りました。それと同時に、「時計じかけのオレンジ」の暴力シーンを彷彿させました。

将来また見る機会があれば、カプチーノ片手に見たいです!
志麻凛

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