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ファイト・クラブのSUIのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
3.0
不眠症に悩まされる「僕」(エドワード・ノートン)が怪しい魅力を放つ謎の男タイラー(ブラッド・ピット)に出会いファイトクラブを企画。いつしか巨大なテロリスト組織に発展して、制御不能に暴走していく。

物語はタイラーが消えたあたりから、まるで暴走しだしたクラブに追随するかのように(視点が僕の一人称なのでそれを追体験するかのような演出で)先が見えなくなる。
不眠を発端にしたのかどうかはわからないけど、僕とタイラーが同一人物精神疾患的な多重人格だったのは驚いた。
オーラスで一瞬ポルノ画像が映り込む劇中のエピソードを踏襲した悪戯がユニーク。

想像していたものとはまったく違うストーリーに戸惑ったけど、クライマックスの疾走感は引き込まれた。
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