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ファイト・クラブのliamのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.1

「ゲーム」のデヴィッド・フィンチャー監督作品。主演は「アメリカン・ヒストリーX」のエドワード・ノートン。他に「ジョー・ブラックをよろしく」のブラッド・ピット、「ヴァージン・フライト」のヘレナ・ボナム=カーター、「ブラック AND ホワイト」のジャレッド・レトなどが出演。

空虚な生活を送るヤング・エグゼクティブのジャックは、謎の男テイラーに導かれるまま、謎の秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる。そこは鍛え抜かれた男達が己の拳のみを武器に闘いを繰り広げる、壮絶で危険な空間だった。

これまた久々の鑑賞。
最初観たときの興奮は最初でしか味わえないけど、何回観ても面白い作品。

ブラピは本当にカッコいい。あのタイラー・ダーデンのキャラクターに素晴らしく合ってる。特にタバコの吸い方なんて最高。
本当に男の理想を体現している存在だよなぁ。

ブラピのかっこよさもそうだけど、エドワード・ノートンの演技は凄い。彼の素晴らしい演技はこの作品が人気である理由の一つであると思う。

フィンチャー監督の作品はオープニングがカッコいいのが多い。この作品もそうだけど、特に好きなのは「ドラゴンタトゥーの女」。

この作品の醍醐味はやはり観客を騙したラストだろう。でも個人的には、資本主義を痛烈に批判するタイラーこそがこの作品の醍醐味。
最後間に合わずビルが大爆発して終わるところも良し。

序盤所々にタイラーが一瞬だけ登場し、サブリミナル効果を使って伏線を張るというアイデアも素晴らしい。

何度でも観たい傑作映画。
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