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ファイト・クラブのぜんのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
3.9
【カリスマ性溢れる男が憧れる男"タイラー・ダーデン"】

野性的で自信溢れる男
「タイラー・ダーデン」
飛行機の中で出会って一緒に住むことになった
対照的な主人公は影響を受けていく。

二人は男同士が殴り合う場
「ファイトクラブ」を結成。
徐々に全国に勢力を広げて
その活動はテロを起こすまでに。
物語の最後には驚きの事実が。

ガツンと来る映画でした。
「タイラー・ダーテン」は
最高の映画キャラクター100人で
なんと1位を獲得。
納得のカッコよさです。

主人公は北欧の家具を集めて"物"により
満たされようとしているが不眠症である。
物をいくら増やしても満たされない。
生きている実感がないのである。

そんな彼にタイラーが投げかける言葉が
心に響きます。

「お前は物に支配されている」

「いつか必ず死ぬってことを恐れずに心に叩き込め。
全てを失って真の自由を得る」

物への執着を捨てて本当に必要なものを知る。
これは現代の私たちにも言えるのかもしれません。
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